メモ

ビットコインが4年ぶりのメジャーアップデート「Taproot」を導入


仮想通貨最大手のビットコインに、署名方式を「シュノア署名」に切り替えて取引のプライバシーとセキュリティを向上させるメジャーアップデート「Taproot」が導入されました。案としては2018年に提出されたもので、3年越しの実装となります。

Bitcoin's long-anticipated Taproot upgrade is activated
https://www.theblockcrypto.com/linked/124276/bitcoin-taproot-activated

What investors should know about the bitcoin Taproot upgrade
https://www.cnbc.com/2021/11/12/what-investors-should-know-about-the-bitcoin-taproot-upgrade.html

ビットコインはこれまでも大小さまざまなアップデートが行われてきました。特に大きな変更としては、2017年8月に導入されたブロック制限緩和の「Segwit」が知られています。このときは、Segwit導入のソフトフォーク派と、UAHFという別の方式を用いるハードフォーク派で意見が分かれました。

「Bitcoin(ビットコイン)」分裂問題とは?何がどうなると分裂してしまうのかよくわかる図も - GIGAZINE

By DennisM2

「Taproot」はこの「Segwit」以来、約4年ぶりとなる大型のアップデート。署名方式を「シュノア署名」に切り替えることで、取引時の匿名性向上やスマート・コントラクトの速度向上・コスト低下が期待されています。導入にあたってはコミュニティにおいて複数回の投票が行われ、90%以上の賛成票が集まり導入が決定しました。

ビットコインに2017年の分裂騒動以来の大規模アップデート「Taproot」が適用予定 - GIGAZINE


アメリカのニュースメディア・CNBCによると、仮想通貨の投資信託を行っているBitwise AssetManagementのキャサリン・ダウリング氏はTaprootを「ビットコインプロトコルの次の革新の基盤になるもの」と評価し、「Taprootにより主にスマートコントラクトに焦点を当てたビットコインの革新の新たな波が起きると期待しています」と述べたとのことです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ビットコインが史上最高値を6万7000ドル(約770万円)超に更新 - GIGAZINE

ビットコイン先物ETFが1日で1100億円近く取引される記録破りの注目度、そもそもETFとは一体何? - GIGAZINE

「5900億円分のビットコイン取引がランサムウェアに関連」とアメリカ財務省が報告 - GIGAZINE

ビットコインを崩壊させる51%攻撃は「わずか50人」で実行可能なことが判明 - GIGAZINE

in メモ, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.