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ビットコインに2017年の分裂騒動以来の大規模アップデート「Taproot」が適用予定


暗号資産「ビットコイン」に、2017年の分裂騒動以来の大きなアップグレードである「Taproot」が適用されることが決定しました。

Bitcoin Core :: Bitcoin Core 0.21.1 Released With Taproot Activation Code
https://bitcoincore.org/en/2021/05/01/release-0.21.1/

Bitcoin Taproot upgrade: what it means
https://www.cnbc.com/2021/06/12/bitcoin-taproot-upgrade-what-it-means.html

Taprootは、ビットコインの署名方式に「シュノア署名」を追加すべく、2018年に提案されたアップグレードです。署名方式としてシュノア署名が利用可能になると匿名性の向上につながることが期待されています。

また、CNBCはシュノア署名への切り替えによって、ブロックチェーン上で多様な契約を実行するスマートコントラクトの速度向上とコスト低下が可能になると指摘しています。また、マイニング企業・Marathon Digital Holdingsのフレッド・ティールCEOは「ブロックチェーン上でアプリケーションやビジネスを展開する機会を提供するスマートコントラクトは、イーサリアムのイノベーションの主な推進力となっています。Traprootにおける最も重要な点は、スマートコントラクトの強化にあります」と指摘しています。


ビットコインでは、2017年に実施したブロックサイズに関連するアップグレードの際にコミュニティの中で意見が分かれた結果、派生暗号資産のビットコインキャッシュ(BCC)が登場する事態へ発展していました。しかし、CNBCによると今回のアップグレードには、ビットコインコミュニティのほとんどが賛成しているとのこと。

「Bitcoin(ビットコイン)」分裂問題とは?何がどうなると分裂してしまうのかよくわかる図も - GIGAZINE

By DennisM2

そして複数回行われた投票の結果、日本時間の2021年6月12日に90%以上の賛成票を得て、Traprootアップグレードの適用が決定しました。今後は、コミュニティメンバーによるTraprootの入念なテストが行われた後、2021年11月から正式な運用が始まる予定です。

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in ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by log1o_hf

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