ハードウェア

Facebookが「完全に新しい」次世代ハイエンドVR「Project Cambria」をチラ見せ


Facebookが「Project Cambria」というコードネームで次世代ハイエンドVRヘッドセットの開発を進めていることを発表しました。Metaのマーク・ザッカーバーグCEOはProject Cambriaについて、「完全に新しい」製品であり、「(VRヘッドセットにおける)価格帯の上限」に位置する製品となると述べ、2022年のリリースを予定しているとしました。

Facebook teases ‘Project Cambria’ high-end VR / AR headset - The Verge
https://www.theverge.com/2021/10/28/22749008/facebook-oculus-project-cambria-pro-vr-ar-headset

Facebook unveils Horizon Home social VR, Messenger VR calls, and fitness VR on road to metaverse | VentureBeat
https://venturebeat.com/2021/10/28/facebook-unveils-horizon-home-social-vr-messenger-vr-calls-and-fitness-vr-on-road-to-metaverse/

Games at Connect 2021: ‘Grand Theft Auto: San Andreas,’ ‘Blade & Sorcery: Nomad,’ ‘Beat Saber’ Teases, and More
https://www.oculus.com/blog/games-at-connect-2021/

Project Cambriaは複合現実(MR)に焦点を当てており、顔と目のトラッキング機能が含まれます。既存のVRヘッドセットよりもスリムな光学系と、現実世界を再構築して増強するのに役立つセンサー&アルゴリズムを採用しています。Project Cambriaの発表と共に再生されたムービーが以下で、外観について明らかになっているのはシルエットのみ。

Project Cambria - YouTube


海外メディアのThe Vergeは「2021年10月の第5週にリークされたOculus Proのように見える」と指摘していますが、その他の詳細は一切不明です。

Metaはメタバース企業への移行に伴い、VR関連コンテンツの拡張を図っています。

ゲーム関連では「グランド・セフト・オート・サンアンドレアス」のVR版をOculus Quest 2向けに開発中であることが発表されました。


他にも、VR向けのソーシャル機能として「Horizo​​n Home」を発表しています。Horizo​​n Homeでユーザーはアバターを介してデジタル空間上で友人と一緒に時間を過ごしたり、一緒に動画やゲーム、アプリを楽しんだりすることが可能。他にも、VR上で使えるMessengerなどの2Dアプリも登場予定。Horizo​​n Homeで利用可能になるアプリとしては、Slack、Dropbox、Facebook、Instagramなどが挙げられています。

Horizo​​n Homeの使用イメージは以下のムービーの通りで、Metaが開発しているバーチャル会議室「Horizon Workrooms」からビジネス色を抜いたアプリとなる模様。

Horizon Home | Oculus Quest - YouTube


さらに、MetaはOculus Quest 2でよりビジネス向けにVRを利用するための「Quest for Business」を発表。Quest for Businessは、「アカウント管理」「IDPとSSOの統合」「モバイルデバイス管理」といった必要な機能を企業に提供することが可能。2021年からテストを開始し、2022年にはオープンベータに移行、2023年にすべてのユーザーが利用可能になる予定です。


他にも、MetaはQuestプラットフォーム上でMR体験を構築できるようにするための幅広い機械認識およびAI機能である「Presence Platform」を発表。Presence Platformを用いることで、環境の理解、コンテンツの配置と永続性、音声の相互作用、標準化された手の相互作用などがより手軽に確認可能となります。Presence Platformは、MR体験を開発するためのソフトウェア開発キット(SDK)である「Insight SDK」、アプリに手のインタラクションを簡単に追加できるようになるSDK「Interaction SDK」、音声入力を手軽に構築可能となる「Voice SDK」という3つの製品で構成されています。

なお、MetaはOculusを含むVR開発部門であるFacebook Reality Labに、100億ドル(約1兆1000億円)以上を投資すると発表しており、同部門のためにヨーロッパで1万人以上の新規雇用を設けるとしています。

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in ソフトウェア,   ネットサービス,   ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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