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「Nintendo Switch(有機ELモデル)」海外レビューまとめ、Nintendo Switchユーザーは買い替えるべきなのか?


有機ELディスプレイを搭載したNintendo Switchの新モデル「Nintendo Switch(有機ELモデル)」が2021年10月8日(金)に登場します。そんなNintendo Switch(有機ELモデル)を一足先に入手した海外メディアがレビュー記事を公開していたので、従来のNintendo Switchからの変更点や気になる点をまとめてみました。

Nintendo Switch(有機ELモデル)|任天堂
https://www.nintendo.co.jp/hardware/detail/switch-oled/index.html

Nintendo Switch OLED review: screentime - The Verge
https://www.theverge.com/games/22711889/nintendo-switch-oled-review

Switch OLED review: Nintendo’s nicest, most nonessential upgrade yet | Ars Technica
https://arstechnica.com/gaming/2021/10/switch-oled-review-nintendos-nicest-most-nonessential-upgrade-yet/

Review: Nintendo Switch OLED is a striking upgrade for portable players | VGC
https://www.videogameschronicle.com/review/nintendo-switch-oled/

Nintendo Switch OLED Model Review - Feels Like More Than A Toy
https://wccftech.com/review/nintendo-switch-oled-model-feels-like-more-than-a-toy/

◆大きくて明るい有機ELディスプレイ
Nintendo Switch(有機ELモデル)には7インチの有機ELディスプレイが搭載されており、任天堂はゲームの世界を色鮮やかに描写できるとアピールしています。テクノロジー関連メディア・The Vergeは「『スーパーマリオ オデッセイ』や『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のようなポップな色合いのゲームでは、その世界が明るく、活気に満ちているように描かれます」「『INSIDE』のような暗い雰囲気のゲームでは、黒色が際立ち、世界がより一層暗くて抑圧的に感じられます」と述べ、有機ELディスプレイの描写力を絶賛しています。しかし、WIREDによると「晴れた屋外」という明るい環境ではディスプレイの明るさを最大にしても、ゲーム画面が見づらかったそうです。


また、従来のNintendo Switchよりも画面サイズが大きくなったことも評価されています。以下の写真はテクノロジー関連メディア・Ars Technicaが公開した有機EL版のNintendo Switch(上)と従来のNintendo Switch(下)で「マリオカート8 デラックス」のタイトル画面を表示した写真です。有機EL版のNintendo Switchでは画面の表示領域が広がり、従来よりも大きな画面でゲームを楽しめることが分かります。


上記の通り、有機ELディスプレイの画質や大きさについては従来のNintendo Switchよりも向上したとして高い評価を得ていますが、その表示解像度は従来のNintendo Switchと同じ1280×720ピクセルのままで、TVモードも従来と同じ1920×1080ピクセルまでの対応となっています。この点について、ゲーム関連メディア・VGCは「多くの人が望んでいた4K対応は見送られました」と述べています。


ただし、YouTubeチャンネル・Nintendo PrimeがNintendo Switch(有機ELモデル)のドックを分解したところ、HDMI端子が4K・60fpsでの出力に対応した規格のものであることが判明。また付属のHDMIケーブルが4K・60fpsでの出力に対応していたことから、Nintendo PrimeはNintendo Switchシリーズの将来の展開に期待を寄せています。


一般的に、有機ELディスプレイは同じ表示領域に同じ内容を表示し続けると焼き付きが発生することが知られています。これを防ぐために、有機ELディスプレイを採用した多くの製品には画面の明るさを調整したりスクリーンセーバーを表示したりといった焼き付き防止機能が搭載されています。Ars Technicaが任天堂に焼き付き対策機能について問い合わせたところ「有機ELディスプレイは可能な限り長持ちするように設計されていますが、同一内容を長時間表示し続けると焼き付きが発生する可能性があります。ただし、Nintendo Switchに搭載されている明るさ調整機能や自動スリープ機能などを利用することで、焼き付きを予防できます」と回答されたとのことです。

◆快適なスタンド
従来のNintendo Switchに搭載されているスタンドでは角度の調整が不可能ですが、Nintendo Switch(有機ELモデル)には角度を無段階で調整可能なスタンドが搭載されています。Ars Technicaは無段階調整可能なスタンドと大きなサイズの画面を搭載したことで、テーブルモードでのゲームプレイが快適になると評価しています。


◆バッテリーはどれだけ持続するのか?
任天堂はNintendo Switch(有機ELモデル)のバッテリー持続時間を従来のNintendo Switchと同一の「約4.5~9.0時間」とアピールしています。


実際にArs Technicaが「Nintendo Switch(有機ELモデル)と従来のNintendo Switchで『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をプレイし、同一地点でJoy-Conのスティックを固定して壁に向かって走り続ける」という条件でバッテリー持続時間を確かめたところ、従来のNintendo Switchは5時間36分30秒、Nintendo Switch(有機ELモデル)は5時間47分42秒と、両機種のバッテリー持続時間がほとんど同じであることが確認されました。

◆新設計のスピーカーの実力は?
Nintendo Switch(有機ELモデル)には新設計のスピーカーが搭載されており、任天堂は「携帯モードやテーブルモードでのゲームプレイを、クリアなサウンドでお楽しみいただけます」とアピールしています。


このスピーカーについて、テクノロジー関連メディア・wccftechは「驚くほど優れた音質を楽しめます」と評価しています。一方で、Ars Technicaは「Nintendo Switch Liteと比べると良い音だと感じられますが、Nintendo Switchと比べて大きな違いは感じられません」と評価しています。

◆その他の機能
Nintendo Switch(有機ELモデル)には有線LAN端子が搭載され、安定したオンラインプレイを楽しめることがアピールされています。しかし、Ars Technicaはオンラインプレイに参加している他のユーザーのほとんどが無線LAN接続で参加しているため、有線LAN接続によるオンラインプレイ体験の向上は限定的なものになる可能性があると指摘しています。


Nintendo Switch(有機ELモデル)には従来のNintendo Switchの2倍の64GBのストレージが内蔵されています。これにより従来よりも多くのゲームを本体に保存可能になったものの、多くのゲームをプレイするには64GBでも全く足りず、これまで通り別売りのmicroSDカードを用意する必要があるとWIREDは指摘しています。


◆どんな人が買うべきなのか?
上述の通り、Nintendo Switch(有機ELモデル)は大きくて明るい有機ELディスプレイや自由に調整できるスタンドなどを備えていますが、ディスプレイの解像度やテレビへの出力解像度は従来のNintendo Switchと同一です。これを踏まえてArs Technicaは「TVモードをメインに使う人は従来のNintendo Switchで十分です。また、携帯モードをメインに使うなら、コンパクトで軽いNintendo Switch Liteも魅力的な選択肢です。有機ELディスプレイに大きな魅力を感じるならば、Nintendo Switch(有機ELモデル)を選択するといいでしょう」と結論付けています。

なお、Nintendo Switch(有機ELモデル)は2021年10月8日に登場予定で、希望小売価格は3万7980円です。

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in ハードウェア,   ゲーム, Posted by log1o_hf

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