なぜアルテミスIIミッションのカメラには旧世代一眼レフの「Nikon D5」が採用されたのか?

日本時間の2026年4月2日に地球を出発し、2026年4月7日に人類史上最も地球から離れた地点に到達したアルテミスIIミッションのオリオン宇宙船には、写真撮影用のカメラとして2016年発売の一眼レフカメラ「Nikon D5」が持ち込まれています。
The 10-Year-Old Nikon D5 DSLR Really Is the Best Camera for Artemis II | PetaPixel
https://petapixel.com/2026/04/06/the-10-year-old-nikon-d5-dslr-really-is-the-best-camera-for-artemis-ii/
NASAはオリオン宇宙船の船内で撮影された写真を公式サイトで公開しています。以下の写真には撮影時の情報を記録したExifデータが残っており、Nikon D5で撮影したものであることが分かっています。なお、以下の写真は記事用に縮小したもので、写真をクリックするとNASAが公開した元データを確認できます。

Exifデータのカメラ情報が以下。カメラはNikon D5を使用し、絞り値はF4、シャッタースピードは1/4秒、ISO感度は5万1200で撮影したことが分かります。

Nikon D5は2016年に登場した一眼レフカメラで、登場当時から10万2400という高い常用ISO感度がアピールされていました。今回のミッションでも高感度時のノイズ耐性の高さを存分に発揮して高精細な写真が撮影されています。
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記事作成時点ではNikonの主力製品はミラーレスカメラのZシリーズに移行しています。また、一眼レフカメラのフラッグシップ機としても2020年に「Nikon D6」が登場しています。それでもNikon D5の高感度時の画質はNikon D6やZシリーズを上回っており、「宇宙空間で高感度撮影する」という用途なら最適なカメラとされています。
なお、オリオン宇宙船にはミラーレスカメラのフラッグシップモデルであるZ 9も持ち込まれています。以下の動画ではオリオン宇宙船のリード・ワイズマン船長はZ9も素晴らしい装備だと絶賛しています。
また、オリオン宇宙船には写真撮影ようにiPhone 17 Pro Maxも持ち込まれています。
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オリオン宇宙船から撮影された青い地球の写真は以下の記事にまとめています。
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in ハードウェア, Posted by log1o_hf
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