レビュー

Nintendo Switchでポケモン×オンラインチーム戦略バトルを楽しめる「Pokémon UNITE」のネットワークテストをプレイしてみた


「ポケットモンスター」シリーズ初のマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(MOBA)となる「Pokémon UNITE(ポケモン ユナイト)」のネットワークテストが、2021年6月24日(木)12時から6月26日(土)までの期間限定で、Nintendo Switchで開催されています。「League of Legends」や「Dota 2」のように遊べるポケモンとはいったいどんなゲームなのか、実際にネットワークテスト版をプレイして確かめてみました。

Pokémon UNITE ネットワークテスト ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000043362.html

Pokémon UNITEがどんなゲームなのかは、実際にプレイした以下のムービーで見ることができます。

ポケモン×チーム戦略バトルゲームのNintendo Switch「Pokémon UNITE」はこんな感じ - YouTube


ゲームを初めて起動すると、最初に言語を選択する必要があります。


住んでいる地域は「アジア」を選択。


利用規約を読んで同意し、プライバシーポリシーを読んで確認したら、「次へ」を選択。


ニンテンドーアカウントに登録している年齢を確認されるので、「次へ」を選択。


トップ画面はこんな感じ。なお、Pokémon UNITEの開発には、「伝説対決 -Arena of Valor-」や「王者栄耀」などの人気MOBAタイトルを手がけるテンセントが関わっています。


ゲームを始めると、最初にプレイヤー設定を行う必要があります。名前を入力したら「確認」を選択。


次にプレイヤーの性別と肌の色を8種類から選択します。


顔は6種類


ヘアスタイルは9種類


髪の色は6種類


ファッションは2種類から選択可能。ただし、実際はもっと多くの種類が用意されており、ゲーム内で新しい衣装を購入することが可能です。


これで登録完了。Pokémon UNITEはNintendo SwitchのほかにiOS版・Android版もリリースされる予定で、ニンテンドーアカウントのほかにトレーナーIDが用意されています。ただし、今回のネットワークテスト版のデータは正式版に引き継がれないとのことなので、注意が必要です。


ゲームがスタートすると、チュートリアルが始まります。教わるのは「左スティックが移動」「Aボタンで範囲内の敵に通常攻撃」という基本的な操作と、ゲームの基本的なルールのみ。


チュートリアルが終わると……


さっそく模擬バトルがスタート。Pokémon UNITEは、10人のプレイヤーが2チームに分かれて戦うチーム戦略バトルゲーム。プレイヤーは好きなポケモンを1つ選んで操作して、お互いの陣地に設置された「ゴール」の破壊を目指します。模擬バトルでは、リザードンを操作することになりますが……


バトル開始直後は、操作するポケモンはヒトカゲとなっています。Pokémon UNITEでは、一部のポケモンはバトルの中で経験値を得て進化します。そのため、最初からリザードンが使えるわけではありません。


「下ルートがおすすめだよ」という言葉通り、下のルートを進むと……


エイパムを発見。このエイパムは相手チームではなく、CPUが操作する敵ポケモンです。エイパムの上には「2」という数字が表示されています。


エイパムを倒すと、エオスエナジーをゲット。画面下部中央にあるボールの上のカウンターが「2」になります。敵を倒しながらエオスエナジーを集めることが、このゲームの目的の1つ。


フィールド上にある丸いエリアが「ゴールエリア」です。ゴールエリアには赤いものと青いものがあり、そのうち赤いゴールが相手のゴールエリアです。


相手のゴールエリアまで進み、集めたエオスエナジーをゴールエリアにぶつけると、集めたエオスエナジー分だけ得点になります。最終的にこの得点をより多く集めたチームの勝利となります。


青いゴールは自軍のもので、体力を回復してくれる効果があります。


敵からの攻撃を受けてやられてしまいそうになった時は、一度自軍のゴールまで撤退して体力回復をはかるのも重要な戦略です。


そんな感じでヒトカゲで敵を倒していると、リザードに進化しました。


また、Aボタンで繰り出せる通常攻撃のほかに、ZRボタンとRボタンで繰り出せる「わざ」も戦いの中で新しいものを覚えたり、より強化されたりします。


ほのおのパンチを繰り出すとこんな感じ。ただし、わざは連発することができず、一度使ったら次に使えるようになるまで一定のクールタイムを挟む必要があります。


だいもんじはほのおのパンチよりも強力ですが、それだけクールタイムも長くなります。なお、ポケモンの大きな特徴である「タイプ相性」も、威力に反映されている模様。


より強くなったリザードでCPUや相手チームのポケモンを倒していると、エオスエナジーが30もたまったので、敵の「21/60」と表示されたゴールエリアに叩き込みます。


ゴールエリアに表示された数字はゴールエリアの耐久値で、敵からエオスエナジーを叩き込まれると減っていきます。今回は残り耐久値を超えるエオスエナジーを叩き込んだので、見事に相手のゴールエリアを壊すことができました。なお、相手チームのゴールエリアをすべて壊すことができた場合もバトルに勝利します。


そんな感じで、5分が経過したのでゲームセット。ゲーム終了時には、ちゃんとリザードンにまで進化することができました。


結果は以下の通りで、圧倒的な差を付けて自軍の勝利。


模擬バトルが終わったら、以下の5種類から「ユナイトライセンス」をもらうことができます。ユナイトライセンスは、要するにバトルで使えるポケモンのこと。今回は近接攻撃・スピード型というファイアローをゲット。


なお、ユナイトライセンスはゲーム内マネーで購入することが可能です。ゲーム内マネーはバトルを重ねてもらえる「エオスコイン」のほか、別途課金することでゲットできるものもあります。ただし、今回のネットワークテスト版では課金システムは解放されていませんでした。


エオスコインはバトルの他に、デイリーチャレンジをこなしたり……


チュートリアルをこなすことでもゲットできます。


また、プレイヤーアバターに着せる衣装も購入可能。リュックやジャンパーなどのほか、ウッウカビゴンをイメージしたセット衣装も用意されています。


そして、バトル中にポケモンに持たせるアイテムも買うことが可能です。


さらにポケモンにも衣装を着せることができるので、トレーナー&ポケモンでおそろいのオシャレを楽しむこともできます。


ロビーからは、オンラインマッチが可能。「START」を押すと……


10人のプレイヤーがマッチングしてゲームスタート。ポケモンは所有しているユナイトライセンスから選ぶことができますが、他人が選んだポケモンは選ぶことができないので注意が必要です。今回は、模擬バトル終了後にもらったファイアローを選択します。


オンラインマッチの制限時間は10分間。ゲーム開始直後はヤヤコマでスタート。


敵を倒しながらヒノヤコマに進化し……


さらにファイアローに進化。


動きのすばやいファイアローで前線からチクチクと相手ポケモンを攻撃しているうちに、ZLボタンで発動できる「ユナイトわざ」が使えるようになりました。


ファイアローのユナイトわざは、炎をまとって長い距離を一気に駆け抜けながら相手を押し退ける「フレアスイーパー」です。ユナイトわざは通常攻撃やわざよりも強力ですが、使えるようになるまでかなり時間がかかるので、1バトルのうちに出せるチャンスは数えるほどしかありません。


バトルは残り2分を切ったところで、フィールド中央に伝説のポケモンであるサンダーが登場。サンダーの体力はかなり高いですが、チーム全員で中央に集まり、サンダーを集中攻撃することで倒すことができます。


サンダーを倒すと、相手チームのゴールエリアがすべて故障し、叩き込めるエオスエナジーが所有エオスエナジー量の2倍になります。相手のゴールエリアを一気に壊すことができるチャンスです。


相手のゴールを2つ壊したところで、制限時間10分が経過し、ゲームセット。


結果は以下の通りで、なんとか勝利することができました。


結果を見ると、なんとファイアローがぶっちぎりでゴールエリアにエオスエナジーを叩き込みまくっており、チームMVPに輝くことができました。


ゲーム結果の詳細からは、各チームの得点推移や、どのプレイヤーがどのタイミングでどれだけのエオスエナジーを叩き込んだのかが一目でわかるようになっていました。


実際にPokémon UNITEのネットワークテスト版をプレイしてみると、かなり遊びやすいと感じました。MOBAを実際にプレイしたことがなくても、ポケモンを知っていればなんとなく使うわざの特徴や威力、相性がわかるというのは大きなポイント。実際にポケモンを動かしてわざを繰り出す操作はシンプルで、初めてMOBAを触る人でもすぐに理解できます。そのため、「MOBAに興味はあるけど、スキルや操作が複雑そうな上に覚えることも多そうでちょっと……」という人にとっては、MOBAというジャンルに気軽に触れることができるので、おすすめといえます。

ただし、全体的にやや重く、メニュー画面などでも動作がカクカクすることもありました。ネットワークテスト版ということなので、正式版では違うものになる可能性もあるので、この重さは修正を期待したいところです。


Pokémon UNITEは2021年7月に正式版が配信される予定で、基本プレイは無料です。

ポケモンユナイト | 『Pokémon UNITE』公式サイト
https://www.pokemonunite.jp/ja/

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in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by log1i_yk

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