ネットサービス

膨大な情報を詰め込んだ小型サーバーで世界中にインターネットを届けるプロジェクト「Internet-in-a-Box」


世界にはインターネットが届いていない地域が多く残っており、それらの地域にもインターネットを届けるべく多くの取り組みが行われています。そんな取り組みの1つである「Internet-in-a-Box(IIAB)」では、1台の小型サーバーにWikipediaの記事や地図データ、教育用データなどを詰め込んで疑似的なインターネットを世界中に届けています。

Internet-in-a-Box
http://internet-in-a-box.org/

IIAB - OLPC
http://wiki.laptop.org/go/IIAB

IIABは、以下のような小さなサーバーに、40言語分のWikipediaの全記事やOpenStreetMapの地図データ、4万冊の電子書籍といった教育用コンテンツに加えて、学習管理ソフトウェア「KA Lite」やオフライン専用ウェブブラウザ「Kiwix」などのソフトウェアを詰め込むことで、インターネットのつながっていない地域に膨大な量のコンテンツと教育環境を届けるプロジェクトです。


IIABはこれまでにメキシコ・インド・ミャンマーといった20以上の国々の教育現場で使用実績を積み重ねてきたとのこと。以下のムービーでは、実際にIIABを使ってさまざまなコンテンツを閲覧する様子を確認できます。

Internet-in-a-Box Overview and Demo - 11 April 2013 - YouTube


IIABには、ノートPCやタブレット、スマートフォンから無線もしくは有線で接続することが可能です。


IIABに接続すると、それぞれの端末にIIABのトップ画面が表示されます。トップ画面下部にはWikipedia・電子書籍・地図・ビデオ・ソフトウェアといったIIABに保存されたデータへのアクセスメニューが表示されています。


Wikipediaを開いてみるとこんな感じ。IIABには40言語のWikipediaデータがインストールされており、ムービーではアラビア語版のWikipediaを開いています。


IIABには、著作権切れの文学作品を無料公開するプロジェクト・グーテンベルクのデータが収録されており、4万冊の電子書籍を閲覧可能。


また、IIABに保存されたOpenStreetMapの地図データでは、かなり詳細な道路情報まで確認できます。


さらに、IIABには学習の手助けとなるファイル共有ソフトやデータ管理ソフトも収録されているため、学校や図書館などの教育機関だけでなく、医療機関でのカルテ共有などの用途にも用いられているとのことです。

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in ネットサービス,   ハードウェア, Posted by log1o_hf

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