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先進国のネット速度事情2020年版、アメリカはこの1年でインターネットの速度が2倍に


各国のインターネットの通信速度について独自に正確なデータベースを持つFairInternetReportが、2020年の各国のネット速度事情レポートを公開しました。レポートによると、アメリカのブロードバンド速度は2019年と比べてほぼ2倍という高速化を遂げたそうです。

Europe vs US Broadband Performance 2020 | FairInternetReport
https://fairinternetreport.com/research/usa-vs-europe-internet-speed-analysis


FairInternetReportによる、ヨーロッパ12カ国とアメリカの2016年から2020年まで5年間のネット速度(中央値)をグラフにしたものがコレ。紫がヨーロッパ各国、青がアメリカを示しており、アメリカはネット速度ではそれほど高速な方ではないことがわかります。


2020年に最も高速だったのはデンマークで123.96Mbps。以下、スイス(110.77Mbps)、スウェーデン(75.54Mbps)と続き、アメリカは33.16Mbps。なお、アメリカより下にドイツ(29.64Mbps)、イギリス(27.23Mbps)、フランス(23.01Mbps)、イタリア(12.71Mbps)などがあります。

しかし、これでもアメリカのネット速度は向上したほうで、前年は17.34Mbpsだったことから、91%の高速化を遂げています。


ただ、都市による差も大きく、テキサス州オースティンは65Mbpsと高い値を記録。これは国別ではアメリカよりも高速な値だったオランダのアムステルダムやスウェーデンのストックホルムなどを上回るもの。

なお、歴史的にアメリカよりもネット速度が10%~15%高速だったイギリスは2020年、アメリカより22%低い27.22Mbpsに甘んじました。ブレグジットがブロードバンド市場に与える影響が読めないことから、FairInternetReportは「イギリスのインターネットインフラは苦難の時期にあるのかもしれない」と分析しています。

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in メモ, Posted by logc_nt

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