アート

人間の動きを追尾してジッと見つめてくる「黒猫ライト」が爆誕


体験型展示や立体工作などの分野で活躍するクリエイターのPonboks氏が、目の前の人間の動きを追尾してジッと見つめ続けてくる「黒猫ライト」を発表しました。

こっちを見てくる黒猫ライト(手を上げると目が赤くなります)#不思議のプロトタイプ pic.twitter.com/AxX6o8kz1t

— Ponboks (@ponboks)


黒猫ライトの見た目はこんな感じ。人間が近くにいない時は目の部分が白くなっていますが……


人間の接近を感知すると、目を緑色に点灯させて「ミャオ」と鳴きながら人間の方を向きます。


人間が左右に移動しても……


こんな感じに人間の動きを追尾して首を動かします。


さらに、人間が手を挙げると、目の色が赤色に変化しました。


Ponboks氏によると、黒猫ライトは、舞台照明などに用いられる方向の調節が可能なムービングライトに黒猫の顔を貼り付けて作られているとのこと。また、人間の追尾は、Kinectで顔の位置や手の動きを検知することで実現しています。

ムービングライト(舞台などで用いられる方向コントロールできる照明)に黒猫の顔を取り付けて動かしています。体験者の顔の位置や手の動きはKinectで検知????‍⬛ pic.twitter.com/uav0sDI5Ux

— Ponboks (@ponboks)


黒猫ライトの開発画面はこんな感じ。Kinectで検知した人間の位置や動きを、ゲームエンジンのUnityに読み込んで、3Dシミュレーションを行っているようです。

開発画面の様子。プログラミング結果を3Dシミュレーションしながらつくっています #madewithunity pic.twitter.com/Wyu2RTXS29

— Ponboks (@ponboks)


黒猫の顔部分は、MDF板とケント紙を貼り合わせて作られているとのこと。

黒猫の顔はレーザーカッターで切ったMDF板とケント紙を貼り合わせて作っています。目の所には障子紙✍️ pic.twitter.com/wTGw9DKG9V

— Ponboks (@ponboks)


Ponboks氏は、黒猫ライト以外の作品を紹介する動画も公開しています。

展示施設や芸術祭でインタラクション技術を使った作品の展示をしています。最近はいずれの展示機会を見据えた実験制作に力を入れています。これまでの作品から5つ↓pic.twitter.com/ec7i9TNDxt

— Ponboks (@ponboks)


以下の画像は、とんがり帽子をかぶった鑑賞者の動きをマネする「メイト」と名付けられた作品です。


この「Mr.Facebox インスタレーションver.」は、かぶり物をかぶった鑑賞者の表情が、かぶり物にリアルタイムに反映されるという作品です。


穴に吹き込んだ言葉が画面上で歩いたり飛んだりする「kotonoha(コトノハ)」という作品もあります。


他にも、Ponboks氏のウェブサイトでは、これまでに作られた数多くの作品が紹介されています。

Ponboks ポンボックス
https://ponboks.com/

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in ハードウェア,   動画,   アート, Posted by log1o_hf

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