「念じるだけで手から炎を放つ能力」を実現する装置を開発した猛者が登場
「念じるだけで自由自在に炎を出せる」というのはアニメやマンガでもよくみられる超能力の1つで、「パイロキネシス」と呼ばれることもあります。そんな超能力を機械学習モデルと自作のガジェットで、YouTubeチャンネル・Nathaniel F.を運営するナサニエルさんが再現し、ムービーで公開しています。
Using Machine Learning to Mind Control a Flamethrower - YouTube
ナサニエルさんが装置の開発に使ったのは、2009年に発売された脳波で動かすおもちゃ「マインドフレックス」です。
装置のトリガーに当たる部分は、マインドフレックスのコントローラーが読み取った生データを、Raspberry Pi4上でTensorFlow Liteによって機械学習を行ったモデルで解析するという仕組み。
実際にマインドフレックスのコントローラーを頭につけたナサニエルさんがぐっと念じると、モニターに信号データが表示されました。
あとは改造したマインドフレックスを頭につけて、脳波データを読み取った時に燃料を噴射する装置を腕につければOK。
ナサニエルさんがカウントダウンを唱え、こめかみに指を当ててじっと念じると……
右手についた火炎放射装置からボッと炎が噴射されました。
燃料はプロパンガスを使っており、炎が出るのは一瞬だけ。
ナサニエルさんがカメラに向かって念じると……
カメラの視界を炎が覆います。絵面は完全に「暴走した超能力者に襲われた被害者が最期に見た風景」になっています。
まさに炎の能力を得たナサニエルさんですが、実際に装置を得てチャレンジしたのは、薄切りのベーコンを雑に並べて……
火炎放射であぶって焼くこと。炎に包まれたベーコンには、ちゃんと焦げ目がついています。
また、キャンプ場ではおなじみの焼きマシュマロも……
念じるだけで簡単に作ることが可能。なお、ナサニエルさんによれば、この「念動火炎放射器」はアメリカ50州のうち48州で合法だとのことです。
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