メモ

Googleが「女性の給料を年間180万円少なくしていた」として1万人以上からの集団訴訟に直面


Googleが、元従業員の女性らによる賃金格差是正の集団訴訟に直面していると報じられています。原告らは、Google側がカリフォルニア州の同一賃金法に反し、女性従業員の給料を同じ職務の男性従業員より年間1万7000ドル(約186万円)近く少なくしていたと訴えています。

Google Women Suing Over Gender Bias Win Class-Action Status - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-05-27/google-women-suing-over-gender-bias-win-class-action-status

Google is now embroiled in a full class-action lawsuit over whether it underpaid women - The Verge
https://www.theverge.com/2021/5/27/22457421/lawsuit-former-google-women-class-action-gender-bias-pay-disparity

Googleで働いていた元従業員の女性らが2017年に、同社を同一賃金法違反で訴えました。この件について、サンフランシスコの裁判所は2021年5月27日に、原告である女性4人に対して約1万800人の女性従業員を代表して集団訴訟を起こすことを認める決定を下しました。


女性らの弁護士であるケリー・ダーモディ氏は、集団訴訟を認める判決について「今日は、Googleやテクノロジー分野で働く女性たちにとって大切な日となりました。先頭に立って行動した勇敢なクライアントたちをとても誇りに思います。今回の裁判所の決定は、企業が法廷で女性と争うことにお金を使うより、女性に公平に賃金を支払うことを優先する方が重要だということを示しています」と話しました。ダーモディ氏によると、今回裁判所が認めた集団訴訟は、2022年から開始される見通しとのことです。

原告の女性らは、2020年7月に裁判所に提出した資料の中で「同社が女性従業員に支払った基本給やボーナス、株式の金額は、同じ職務の男性従業員より1万7000ドル少なく設定されていた」として、合計で6億ドル(約659億6280万円)以上の損害賠償を請求しています。


Googleの広報担当者は、IT系ニュースサイト・The Vergeの取材に対し、「Googleの方針や慣行が公正なものであることを強く信じています。また、我々は給料に男女間格差を含めた格差が見つかった場合、それを是正するための上方修正を行っています。例えば、Googleは2020年だけで合計2352人の従業員に対して給料の上方修正を行い、その金額はのべ440万ドル(約4億8362万円)に上りました」と話しました。

Googleは、2012年から社内の賃金格差についての調査を継続的に実施しており、2019年には「女性の方が男性より多くの給料を受け取っていたことが判明した」と発表しています。

Googleでは同じ仕事内容でも女性の方が男性より多くの給料を受け取っていたと判明 - GIGAZINE

by :D

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Googleでは同じ仕事内容でも女性の方が男性より多くの給料を受け取っていたと判明 - GIGAZINE

Googleは妊娠した社員への対応が最悪だという告発メモが登場、「もうGoogleには戻らない」 - GIGAZINE

Googleが「女性蔑視」発言を行った社員をクビに、GoogleのCEOから全社員へのメール本文全文をネットで公開 - GIGAZINE

GoogleのAI研究者が解雇された一件でサンダー・ピチャイCEOが全社員に宛てたメール全文 - GIGAZINE

Google内で「女性はコーディングに向いてない」という社内文書が共有されていたことがネット上で発覚して大論争に発展 - GIGAZINE

Googleが社員の人種構成・男女比を公開、そこから見える「課題」についても公表 - GIGAZINE

in メモ, Posted by log1l_ks

You can read the machine translated English article here.