Google Workspaceを大幅強化するアップデート「Smart canvas」
2020年に「G Suite」から改称したGoogleのソフトウェアスイート「Google Workspace」が、アップデート「Smart canvas」により、複数人での作業がよりよく進められるようになることが発表されました。
12 Google Workspace updates for better collaboration
https://blog.google/products/workspace/google-workspace-features
「Smart canvas」は、Googleが開催したオンラインイベント「Google I/O 2021」の中で発表されたもの。具体的にどのようなことができるようになるのかは、以下のムービーを見るとわかります。
Transforming collaboration in Google Workspace with smart canvas - YouTube
まずはブレインストーミング用のテンプレートを呼び出し。
テンプレートの必要事項を埋めていきます。
最初は1人で記入していましたが、アイデアが続々と他の人から出てきました。
「@メンション機能」で、割り振る担当者の候補をさっと呼び出し。
埋め込まれたコンテンツはわざわざ別のサービスでチェックしなくてもプレビュー可能。
スケジュールを確認すると、「Weekly sync」の時間です。
すでにLilaさん、Gonzaloさん、ほか1名が参加していることがわかります。「Join call」で自分も参加。
すると、先ほど入力したGoogleドキュメントを見ながらのビデオ会議になりました。
このように、シームレスにさくさくと共同作業が進むようになるというのが「Smart canvas」だというわけです。
具体的には、以下の12点が大きな変更としてあげられています。
1:「@メンション」でおすすめの人、ファイル、ミーティングのリストが表示されます。
2:ページの境界線がなくなり端末や画面サイズに合わせて拡大されるようになります。印刷時やPDF出力時はページ分割可能です。
3:絵文字でのリアクション機能が今後数カ月で導入されます。
4:「チェアマン」という単語を「チェアパーソン」に置き換えるようにするなどの、インクルーシブ言語の推奨とライティングの支援機能。
5:Googleドキュメントに、もっとスマートな会議用テンプレートが追加されます。
6:Googleドキュメントに、他コンテンツと接続できるチェックリストが追加されます。
7:Googleドキュメントに、テーブルテンプレートが追加されます。
8:Google Meetで、作業中のGoogleドキュメント・Googleスプレッドシート・Googleスライドのコンテンツを直接提示できるようになります。
9:Google Meetにリアルタイムの字幕付与&翻訳機能が追加されます。
10:Googleスプレッドシートにタイムラインビューが加わります。
11:Googleスプレッドシートのアシスト分析機能が強化されます。
12:Googleチャットのディスカッションからコンテンツ作成へ直接移行可能になります。
かなり大幅なアップデートなため、チームコラボレーションツールとして知られている「Notion」や「Confluence」は危機感を抱いた方がいいと指摘する声も出ています。
Notion and Confluence should be worried. https://t.co/u6b90Mma0m
— Swanand (@_swanand) May 18, 2021
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