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牝馬三冠達成のリバティアイランドが香港・クイーンエリザベス2世カップで競走中止になり予後不良で安楽死措置に


2023年に日本競馬史上7頭目の牝馬三冠を達成したリバティアイランドが、2025年4月27日(日)に香港で開催されたクイーンエリザベス2世カップで競走を中止し、予後不良の診断を受けて安楽死措置が執られました。5歳でした。なお、レースは日本から参戦したタスティエーラとプログノーシスのワンツーフィニッシュとなっています。

Results - Racing Information - Horse Racing - The Hong Kong Jockey Club
https://racing.hkjc.com/racing/information/English/Racing/LocalResults.aspx?RaceDate=2025/04/27&Racecourse=ST&RaceNo=8

香港賽馬會(香港ジョッキークラブ)がYouTubeで公開しているレースのリプレイ映像は以下。

[FWD Champions Day 2025] FWD QEII Cup Race Replay - YouTube


リバティアイランドは大外(画像身時端)、馬番11番。鞍上はデビュー戦以来すべてのレースでパートナーを務める川田将雅騎手です。なお、日本からほかに2023年のダービー馬・タスティエーラとGⅡ3勝のプログノーシスも参戦しています。


レースはニュージーランドから参戦した5番のエルヴェンセドールが逃げる展開。3番・タスティエーラは先行集団につけ、リバティアイランドと2番・プログノーシスは後方からの競馬となりました。


最終コーナーを回るころには馬群は大きな一塊となりました。タスティエーラとリバティアイランドはともに集団の外側につけて前をうかがう姿勢。プログノーシスはまだ後方。


直線まで粘り込んだエルヴェンセドールに、地元・香港ダービー馬の9番・キャップフェラとタスティエーラが襲いかかります。リバティアイランドもその後ろから前を狙っていきます。プログノーシスは集団の一番外側から上がってきています。


残り300m前後のところで、先頭集団の後ろにつけていた7番・エンスードが進路を左(画面右)へ取り、左隣を走っていたリバティアイランドはさらに左へ押し出される形になって、すでに左側を走っていた集団との間に挟まれて進路を失う形に。


わずかに競り合ったものの、リバティアイランドはぐっとスピードを落として後方へ下がっていきました。その間に、タスティエーラがキャップフェラに一馬身差をつけて先頭に立ちました。なお、川田騎手は進路が狭くなった一件とリバティアイランドの故障発生とは関係がないものだと説明したとのことです。


プログノーシスが猛然と追い込んできたものの、あと一馬身少々届かず、タスティエーラが勝利しました。


競走中止となったリバティアイランドは予後不良のため、安楽死措置が執られたとのことです。

リバティアイランドは2020年生まれ。2022年に2歳女王決定戦であるGⅠ・阪神ジュベナイルフィリーズを勝利したのち、2023年は桜花賞、優駿牝馬(オークス)、秋華賞に勝利して、史上7頭目の牝馬三冠を達成しています。

秋華賞をリバティアイランドが制して史上7頭目の牝馬三冠達成 - GIGAZINE

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in 動画, Posted by logc_nt

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