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2021年第1四半期のスマホ出荷台数ランキング1位はやはりSamsung、スマホ市場全体も急激に成長


市場調査企業のCanalysが、2021年第1四半期(1月~3月)のスマートフォン出荷台数を発表しました。世界のスマートフォンの出荷台数は3億4700万台に達し、前年同期比で27%増加と急激な成長を見せました。

Canalys Newsroom- Canalys: Worldwide smartphone market surges 27% as key regions subdue the pandemic
https://www.canalys.com/newsroom/canalys-worldwide-smartphone-market-Q1-2021

Canalysによれば、2021年第1四半期で最も出荷台数が多かったのはGalaxyを展開しているSamsungで、出荷台数はおよそ7650万台。出荷台数は5960万台であったため、前年同期比で28%増の成長をとげています。


Samsungは2021年4月29日付けで、2021年第1四半期の決算を発表しています。Samsungの2021年第1四半期における収益は前年同期比から6%増加し、65兆3900億ウォン(約6兆4000億円)でした。また、営業利益は9兆3800億ウォン(約9200億円)でした。Samsungによれば、スマートフォンの売上が増加したほか、デジタル機器やテレビの需要も堅調だったことから、前年比でも収益が増加したとのこと。ただし、第2四半期(4月~6月)は半導体不足の影響から供給が十分に行えなくなるため、スマートフォンの売上が減少する見通しだとSamsungは述べています。

iPhoneを販売するAppleの出荷台数は5240万台で、シェアは15%。売れ行きがシリーズ最悪と報じられたiPhone 12 miniの出荷台数は予想を下回りましたが、iPhone 11の需要も高まっていることで、iPhoneシリーズ自体の売れ行きは悪くなかったとCanalysは述べています。

なお、Appleも2021年度第2四半期(1~3月)の業績を発表しており、同期間のiPhoneの売上高は前年同期比で65.5%増の479億ドル(5兆2000億円)を記録しています。

Appleが2021年第2四半期の業績を発表、第2四半期としては過去最高を記録 - GIGAZINE


出荷台数3位を記録したのはXiaomiで、これまでで最高の売上を記録し、前年同期比62%増の4900万台を記録。さらにOppoが3760万台、Vivoが3600万台と、中国のスマートフォンメーカーが出荷台数トップ5に食い込みました。

一方で、中国のスマートフォンメーカー最大手の1つであるHuaweiは、2020年にアメリカ市場から排除されてしまったことで、出荷台数は7位で、1860万台に落ち込みました。


なお、格安スマートフォンで南北アメリカで大きなシェアを握っていたLG電子は2021年4月にスマートフォン市場からの撤退を表明。Canalysは、LG電子が撤退したことで、モトローラやNokia、ZTEなどのメーカーが出荷台数を伸ばす可能性を指摘しています。

LG電子がスマートフォン市場から撤退 - GIGAZINELG電子がスマートフォン市場から撤退 - GIGAZINE


Canalysのリサーチマネージャーであるベン・スタントン氏は「新型コロナウイルスの流行は依然として考慮すべき事項ですが、もはや主要なボトルネックではありません。チップセットなどの重要な部品の供給が大きな懸念事項となっており、今後数四半期においてスマートフォンの出荷を妨げるでしょう。そのため、各メーカーはグローバルブランドが地域戦略を再考する必要があります」と述べました。

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in モバイル, Posted by log1i_yk

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