無料でiPhone上で戦車を運転しながらリアルに揺れる履帯を楽しめる「戦車の履帯を愛でるアプリ」レビュー
タイヤではなく無限軌道でどれだけ荒れた場所でも走破する戦車の履帯や走行転輪をただ眺めていたいという人のために、iPhone上で戦車を好きなように動かして履帯が動く様を楽しめるiOSアプリ「戦車の履帯を愛でるアプリ」を、ちょびさんが無料で公開しています。はたしてどんな感じで履帯を楽しめるのかを確かめるべく、実際に触ってみました。
「戦車の履帯を愛でるアプリ」iOS版をリリースしました。
— ちょび (@chobi_luck) April 15, 2021
ただ戦車を動かして、リアルに揺れる履帯(カタピラ)を楽しむためのアプリです。https://t.co/PBmK7cQU4D pic.twitter.com/QHVZTi5AvI
「戦車の履帯を愛でるアプリ」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/tank-physics-mobile/id1561692393
App Storeで「入手」をタップしてインストールします。
アプリを起動するとこんな感じ。戦車は旧ソビエト連邦軍の中戦車である「T-34」の76mm主砲型「T-34-76」と85mm主砲型「T-34-85」、そして同じく旧ソビエト連邦軍の重戦車であるKV-1とKV-2の4種類から選択できます。例えば「T-34 76」をタップすると……
広い場所にT-34-76が出現。戦車を操作できるのは3分間で、画面上部にカウントダウンが表示されています。
左のスクロールバーを上に動かすと前身、下に動かすと後退します。右のスクロールバーを左右に動かすと、動かした方向に超信地旋回を行い、方向転換を行います。また、画面をスワイプするとカメラの位置を変更可能。
そして右下にある赤い丸アイコンをタップすると……
主砲を発射。
さらに右下にある白い丸アイコンをタップすると、砲塔が回転します。
実際にT-34-76を動かしながら主砲を発射するところが以下のムービー。
「戦車の履帯を愛でるアプリ」で戦車を乗り回してみた:T-34-76編 - YouTube
T-34は、アメリカ由来のクリスティー式戦車にヒントを得た、大直径の転輪にストロークの長いコイルスプリング式のサスペンションを組み合わせた足回りが特徴。実際にプレイすると、段差を超えるたびに車体がゆさっと揺れ、大きな転輪がショックを吸収するように沈み込みます。
しかし、無理にスピードを出して段差を超える無茶をすると、履帯が外れてしまうハプニングも。
クリスティー式サスペンションは「履帯を外した転輪のみの状態でも走行可能」というのが大きな特徴でしたが、完全に脱輪してしまった状態でさすがに操作不能に。そんな時は右上の丸い矢印アイコンをタップすれば……
戦車の位置と状態がリセットされます。
なお、中央下部にあるレイヤーアイコンをタップすると、転輪を変えることができます。
今度はKV-2を操縦してみました。Kv-2は152mm榴弾(りゅうだん)砲を搭載し、52tという重量でT-34に比べると機動性はかなり低め。また、サスペンションの方式や転輪の大きさがT-34とまったく違います。
KV-2の機動はT-34に比べるとノロノロとしています。
実際にKV-2がどんな動きなのかは以下のムービーを見ればよくわかります。T-34-76の152mm榴弾砲は非常に反動が大きく、主砲を発射した時の車体の揺れがT-34よりも大きいことがよくわかります。
「戦車の履帯を愛でるアプリ」で戦車を乗り回してみた:KV-2編 - YouTube
戦車の操縦は基本的にアクセルを入れるだけのAT運転ですが、MT運転に切り替えることもできます。右上の歯車アイコンをタップして……
「Stepwise」をタップしてオンにします。
上下でバック(2速)から4速までギアを切り替えることで走行することが可能。左の四角アイコンをタップすると、ギアをニュートラルに入れることができます。
なお、76.2mm砲を搭載したKV-2の前身である重戦車・KV-1の動きはこんな感じ。
「戦車の履帯を愛でるアプリ」で戦車を乗り回してみた:KV-1編 - YouTube
そんなこんなで操縦できるのは3分間。続いて遊ぶには広告を見るか、別途税込250円の課金で無制限モードを有効化するかのどちらか。もちろんアプリを再起動すればまた3分間操縦できますが、気が済む限りずっと戦車を操縦したいという人は課金するのもアリです。
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