80万円超えの「ルノーFT-17」や50万超えの「九四式軽装甲車」がワンフェスに登場、西住流＆島田流家元など「ガールズ＆パンツァー」キャラクターのフィギュアも

ワンダーフェスティバル 2019[冬]の会場に、なんと価格が50万円を優に超える「九四式軽装甲車」モデルと、80万円超えの「ルノー FT-17 軽戦車」モデルが登場しました。いずれもオール金属製可動モデルとなっており、思わず立ち止まってじっくり見たくなる出来栄えです。

まずは「1/6 九四式軽装甲車(大日本帝国)」。オール金属製だけあって車体がライトに照らされて輝いており、砲塔がこちらを向いています。

リベット留めや乗降用ハッチなどがしっかりと再現されており……

背部には大型の乗降用扉が見えます。

履帯や転輪、砲塔のピストルポートまで精巧に再現されていました。

「1/6 九四式軽装甲車(大日本帝国)」はホビージャパンがWARSLUGから輸入販売を行っている「オール金属製ハイエンドレプリカ戦車」シリーズのうちの一作。全長は513.3mm、車高は270mm、車幅は270mmとなっており、重量は11.6kg。部品の種類は426種類で、加工パーツは2250点以上、全体部品は3570点とのこと。価格は57万円(税抜)となっており、2019年3月発売予定となっています。

続いて「1/6 ルノーFT-17(フランス軍)」。よく見てみると、砲塔の形状や履帯の高さ、転輪など、さまざまな部分が九四式軽装甲車と違うことがわかります。

幅広の履帯は前部へ突き出た誘導輪を覆っており……

後部へ伸びた塹壕(ざんごう)を乗り越えたり障害物を越える際に有効な尾ソリも特徴的です。

車体の横には雑具箱が留められていました。

「1/6 ルノーFT-17(フランス軍)」もオール金属製ハイエンドレプリカ戦車の一作で、全長は830mm、車高は350mm、車幅は290mmと全体的に九四式軽装甲車より大きめ。重量は21.7kgと、ほぼ2倍となっています。部品種類は338種類以上、加工パーツは1570点以上、全体部品は4780点以上であり、加工時間はなんと800時間以上。価格は83万円(税抜)となっており、2018年11月に販売が開始されています。

また、女子高生が戦車に乗って戦うアニメ「ガールズ＆パンツァー」シリーズのキャラクターフィギュアも多数発見しました。キューズQのブースには、プラウダ高校のクラーラと黒森峰女学園の逸見エリカのフィギュアが展示されていました。

7分の1スケール「クラーラ」は髪を手で払い、どこか気品にあふれています。原型制作はNoin氏、彩色制作は五日市歩氏。

意志の強そうな目つきが印象的です。価格は記事作成時点では未定となっていました。

同じく7分の1スケール「逸見エリカ」は、腰に手を当てて挑発的な表情を浮かべています。

エリカの性格がこの表情としぐさの中に込められていると感じました。原型制作は目出ル金氏、彩色制作は五日市歩氏。価格は1万3800円(税抜)で、2019年4月発売予定となっています。

ホビージャパンのブースには、劇場版に登場した大学選抜チームの隊長・島田愛里寿の「島田愛里寿 ボコパジャマ Ver.」無彩色原型が展示されていました。原型制作はぱっとん氏。記事作成時点では監修中となっています。

眠そうに目をこする愛里寿はボコのフードをかぶっているだけでなく、袖の部分が包帯になっているようです。

よく見ると、フードのボコにはかわいらしいリボンが付けられており……

左手にはボコのぬいぐるみが握られていました。

続いて戦車道西住流家元・西住しほのフィギュアも展示されていました。

「西住しほ」の原型制作はろいん氏。いつものように厳しい表情を浮かべており、スーツがよく似合っています。

若干丈が短めのパンツスーツや服のしわも丁寧な仕上がりです。

その隣には愛里寿の母である戦車道島田流家元・島田千代のフィギュアも展示されていました。「島田千代」の原型制作はしほと同様にろいん氏が務めています。

扇子を右手に構え、表情はどこか自信に満ちているように見えます。

美しい腰のラインやクロスした足元、スカートのふわりと広がる様子、編み上げブーツも見事に作り込まれていました。