無料&アカウント作成不要でURLを共有するだけで匿名の音声チャットができる「Jam」を使ってみた
2021年1月ごろから、音声SNSアプリの「Clubhouse」が日本でも話題となっていますが、Clubhouseには「スマートフォンの連絡先へのアクセスに関する問題」や「中国政府による監視の危険性」があるとの指摘もあります。コードがオープンソースで公開されている無料のネットサービス「Jam」を使うと、URLを共有するだけで音声でのチャットが可能で、アカウントを登録したりカメラの使用を許可したりする必要もないとのことなので、実際に使ってみました。
Jam
https://jam.systems/
上記のURLにアクセスすると以下のように表示されるので、さっそく2つの欄にそれぞれ「チャットルームのタイトル」と「チャットルームの説明」を入力して「Start room」をクリックします。なお、2つの欄への入力は任意です。
マイクの使用許可を求める表示が出るので、「許可」をクリックします。
すると、自動でチャットルームが開設されました。「Tasty Pear」という名前もランダムにつけられています。まず自分のアバターをクリックすると……
名前やEメールアドレスの入力欄が表示されました。試しに、名前を入力して「Update Profile」をクリックします。
すると、名前を変えることができました。また、アバターも自動でランダムなものに変更されています。
続いて、チャットルームに参加者を招待したいので、「Share」をクリックしてから「リンクをコピー」をクリックします。すると、クリップボードにこのチャットルームのURLがコピーされるので、メールやSNSなどを使ってURLを招待したい人と共有します。
招待を受けた人がチャットルームに入室すると、チャットルームにその人のアバターが表示されました。相手との会話を開始するには……
アバターをクリックしてから「Invite to Stage」をクリックします。
すると、相手のアバターが自分の隣に表示されました。さらに、画面下部の「You're silent」をクリックすると……
自分のアイコンの右下に付いていた「言わ猿」の顔文字が消えて、マイクが有効になりました。これで相手と自由に会話が可能です。
再度もう同じボタンを押すことでマイクを無効にすることが可能なので、会話中に電話がかかってきた時などに便利です。
赤枠のボタンを押すと、チャットルーム全体の音声出力を切ることが可能です。
「Leave」をクリックすると、チャットルームから退室することができます。なお、チャットルームを作った本人が退室しても、チャットルームが閉鎖されることはありません。
JamはURLを共有するだけでPCでもスマートフォンでも利用可能なので、「Clubhouseを使ってみたいけど、電話番号を登録した相手を招待したり、相手から招待されたりしないと使えないのはちょっと気が引ける」という場合や、「オンラインで気が合った人と声での会話がしてみたい」と思った時に重宝しそうだと感じました。
・関連記事
無料でオンラインゲーム感覚で仮想の街に集まってそのままビデオ会議ができる「Gather」レビュー - GIGAZINE
無料で仮想空間内の画像や動画を閲覧しながらビデオチャットできるウェブアプリ「Pluto」を使ってみた - GIGAZINE
無料でブラウザ上からPCやスマホでビデオ会議できる「Pop」レビュー - GIGAZINE
リアルタイムで全世界の「おはよう」「おやすみ」のツイートを届けてくれる「Waking and Sleeping」 - GIGAZINE
無料でブラウザからユーザー登録なしでビデオ通話が始められる「Rally Video」レビュー - GIGAZINE
・関連コンテンツ