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iPhone 12 Pro Maxのカメラは「驚くべきもの」とカメラアプリ開発者が絶賛


2020年11月に新たなiPhoneシリーズとして「iPhone 12」「iPhone 12 mini」「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」の4機種が登場しました。このうち、iPhone 12 Pro Maxは特にカメラの強化が著しく、カメラアプリ「Halide」の開発を手がける元AppleデザイナーのSebastiaan de With氏もその力を絶賛しています。

The iPhone 12 Pro Max: Real Pro Photography | by Sebastiaan de With | Nov, 2020 | Halide
https://blog.halide.cam/the-iphone-12-pro-max-real-pro-photography-267ad4ac94e2

iPhone 12 Pro Maxの広角カメラのセンサーにはこれまでのiPhoneと比べて47%大きなものが使われています。「47%大きい」といっても数字ではわかりにくいため、de With氏が図にしたものが以下。左がiPhone 12 Pro Max搭載のセンサー、右が従来のセンサーを示しています。


カメラのセンサーは赤・緑・青の光を集めます。センサーが大きいということは、それだけ敏感に光を集められることを意味します。


de With氏撮影の写真を比較できるようにしたものが以下。元ブログでは2160×1680ピクセルのサイズで掲載されています。このように日中に撮影したような写真だとあまり差が目立たないことが、レビュアーによって「iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxのカメラに大きな差はない」と言われる理由になっているとde With氏は推測しています。


de With氏によるとデフォルトのカメラアプリで撮影した写真は「ちょっと汚い」とのことで、HalideのRAW撮影による写真との撮影比較も行っています。「ちょっと汚く」なる理由はノイズリダクション機能によってディテールの詳細がぼかされてしまうためだとのこと。


いろいろな撮影を行ったde With氏によると、スマートフォンのカメラで撮影した写真は細かいディテールがつぶれてしまうものなのに、iPhone 12 Pro Maxのカメラだと「ピクサル単位で信じられないぐらい細かく記録される」とのこと。特に、RAW撮影を行うと詳細な情報が記録されていることがわかり、将来的にAppleがカメラの改善を行う可能性もあるとde With氏は推測しています。なお、AppleはiPhone12 ProとiPhone12 Pro Maxで撮影した写真のRAWデータを扱えるようになる「Apple ProRAW」をリリース予定で、すでに開発者向けに提供されているiOS 14.3のベータ2ではApple ProRAWに対応しています。

カメラアプリの開発者として、de With氏はiPhone 12 Pro Maxのカメラを「驚くべきもの」と表現。このハードウェアを生かすアプリを構築できることへの喜びものぞかせました。

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in Posted by logc_nt