コントレイルが史上3頭目・無敗の三冠馬に、父・ディープインパクト以来15年ぶり
2020年10月25日(日)に京都競馬場で行われた第81回菊花賞で、1番人気のコントレイルが勝利し、無敗での三冠を達成しました。三冠達成は2011年のオルフェーヴル以来9年ぶり8頭目。無敗の三冠馬は史上3頭目です。
出馬表:菊花賞 今週の注目レース JRA
https://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2020/1025_1/syutsuba.html
コントレイルは2017年4月に誕生。父は2005年の三冠馬・ディープインパクト、母は7戦未勝利で繁殖入りしたロードクロサイト。母の父はアンブライドルズソング。
2019年9月のデビュー当初から人気の馬で、2戦目・GⅢの東京スポーツ杯2歳ステークスをレコードタイムで勝利。さらに、2歳GⅠのホープフルステークスも勝利。
2019 ホープフルS - YouTube
2020年はクラシック戦線に向かい、ステップレースを使うことなく直接三冠レースに挑戦。皐月賞、東京優駿(日本ダービー)でともにサリオスを抑えて勝利して二冠を達成しました。
2020 皐月賞 - YouTube
2020 日本ダービー - YouTube
秋はGⅡ・神戸新聞杯を勝利。このレースでは、馬券の売上額が同レース最高額を記録していました。
菊花賞ではいつも通り、抑え気味のレースを展開。最終コーナーから直線に向いたところで先頭に並びかけていき、最後はアリストテレスの猛追を退けて勝利を収めました。三冠達成は史上8頭目で、無敗での三冠達成はシンボリルドルフ(1984年)、父・ディープインパクト(2005年)に続く3頭目の記録です。
2020 菊花賞 - YouTube
競馬界では1週間前にデアリングタクトが史上初となる「無敗での牝馬三冠」を達成したところでした。
史上初「無敗の牝馬三冠」をデアリングタクトが達成 - GIGAZINE
騎乗した福永祐一騎手によると、折り合いは良くなく「ベストパフォーマンスを発揮できたわけではない」とのこと。直線については、相手(アリストテレス)の手応えが良く、併走する形になってまずいなと思ったものの、馬を信じて、自分の気持ちがぶれないように乗ったと語りました。
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