Appleがわずか1万円のスマートスピーカー「HomePod mini」を発表
2017年6月に開催されたWWDC 2017で発表されたAppleのスマートスピーカー・HomePodに、コンパクトサイズの新しい仲間「HomePod mini」が加わりました。
HomePod mini - Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/homepod-mini/
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HomePodファミリーに新しい仲間が加わります。
天面にはタッチスクリーンがあり、+と-が表示されています。
カラーバリエーションもあり。
HomePod mini
というわけで、これがHomePod mini
美しい継ぎ目のないメッシュ生地で覆われており、このメッシュ生地は見た目の美しさだけでなく音響性能にも影響します。
上部にはバックライト付きのTouchサーフェスがあり、タッチ操作で音量の調節や再生/一時停止が行えます。
音声認識機能にも対応しており、Siriを呼び出すとTouchサーフェスが光ります。
HomePod miniはスピーカーとして最高のサウンドを実現し、ユーザーとやり取りを行う「Siri」が強力に進化しています。また、HomePod miniがスマートホーム機器の頭脳として機能するほか、家庭内で使用する端末ということでプライバシーとセキュリティにも配慮しています。
HomePod miniはあくまでも「スピーカー」ということで、最高のサウンドを追求しています。そのために、開発チームはディストーションを最小限に抑えながら高出力を実現するフルレンジダイナミックドライバーを開発し……
低音域のレスポンスを実現する高偏位のフォースキャンセリングパッシブラジエーターのペアも作成。
一貫した360度のサウンド体験を提供するために、アコースティックウェーブガイドも開発しています。これによりHomePod miniをどこに置いても最高のサウンドを提供できるようになります。
心臓部にはApple Watch Series 5と同じS5チップを採用。このS5チップが最新のソフトウェアと共にHomePod miniから最高のサウンドを引き出します。S5チップとソフトウェアにより、HomePod miniではコンピュテーショナルオーディオを実現。これは音が耳に届く前に音楽のユニークな特性を解析することで、複雑なチューニングモデルを適用して音量を最適化するというもの。ダイナミックレンジを調整し、ドライバーとパッシブラジエーターの動きをリアルタイムで制御します。これらの作業が1秒に180回以上行われることで、このサイズのスピーカーでは聴いたことのないオーディオ体験が実現できるとのこと。
また、家のどこにいてもHomePod miniの高品質のサウンドが楽しめなければいけないということで、複数のHomePod miniを家の中で完璧に同期して動作させることも可能。
2つのHomePod miniを同じ部屋に置けば、賢くステレオペアとして動作し、豊かで包み込むような音が空間を満たしてくれます。
さらに、HomePod miniをiPhoneユーザーにとっての究極のスマートスピーカーとするべく、年末までに魔法のような新しいHandoff体験を提供する予定だそうです。これはiPhone 11に搭載されたU1超広帯域チップを利用することで、iPhoneが近くにある時に、HomePod miniで高い精度でそれを認識しようというもの。iPhoneをHomePod miniに近づけると、視覚と聴覚、そして触覚の効果が得られるので、音楽がデバイス間で流れる際にデバイス同士が物理的に接続されているかのように感じられます。
さらに、PandoraやAmazonのようなサードパーティ製の音楽ストリーミングサービスも利用可能になります。
歌詞で曲を検索することも可能です。
HomePod miniに搭載されているSiriは世界初の本格的な音声認識アシスタントであり、記事作成時点で世界中の10億台以上の端末上で利用されており、1カ月に250億件以上のリクエストを処理しているとのこと。
そんなSiriは登場以降も進化を続けており、過去3年間でより速く簡潔になりました。音声認識は2倍正確になり、知識量は20倍以上に増加しているとのこと。
そんなSiriとHomePod miniが一体となることで、スマートスピーカーに期待されることをすべて実行可能となります。例えば複数のタイマーやアラームを設定したり、天気予報をたずねたり、子どもが夕食時に急に思いついた質問に回答してもらうことも可能。
HomePod miniはSiriを使ってiPhoneのアプリケーションにアクセスし、メッセージを送ったり、カレンダーの予定を確認したり、電話をかけたり、iPhoneを探したりすることもできます。
さらに、HomePod miniに1つのリクエストをするだけで、パーソナルな最新情報を確認できるようになります。HomePod miniは家族メンバーのそれぞれの声を認識することができるため、尋ねるユーザーごとに異なる反応を返してくれます。
HomePod miniとiPhoneの連携は、CarPlayにも恩恵をもたらします。例えばHomePod miniにお店の閉店時間を聞くと、Siriからの提案が自動でCarPlayと同期され、車に乗る時には既に経路が表示されています。
さらに、HomePod miniはスマートホームをよりシンプルにしてくれます。HomePod miniは自動でホームアプリと同期するため、ユーザーは声だけでHomeKitアクセサリをコントロールできます。つまり、声だけでエアコンやライトを操作することができるようになるわけです。
音声コマンドで複数のアクセサリをコントロールすることも可能。
ホームアプリを利用し始めたばかりの人は、「見つける」タブから素晴らしい対応アクセサリを見つけることができます。
さらに、HomePod miniを通して家の中の家族と会話できる「インターコム」という機能もあります。インターコムはHomePod miniだけでなくiPhoneやApple Watch、CarPlayとも連動するよう設計されているため、CarPlayを搭載した自動車の中から家族に話しかけることも可能。メッセージは自動でHomePod mini上で再生されるだけでなく、家族の使用する端末には通知が届きます。AirPodsでも再生されるので簡単に子どもの気を引くことができるとのこと。
HomePod miniはすべてのApple製品と同じように、プライバシーとセキュリティに配慮して設計されています。そのため、家の中での会話がHomePod mini経由で外に漏れることはありません。
また、HomePod miniを使って行ったアクションがApple IDと関連付けられることはありません。
HomePod miniとスマートホームアクセサリのやり取りも、すべて強力に暗号化されています。
本体カラーは2色展開で、価格は99ドル(約1万円)。日本での販売価格は税別1万800円です。
11月6日に予約開始で、11月16日の週から出荷開始です。
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