「風の谷のナウシカ」の名場面を忠実に再現したままグリグリと動かせる3DCGがすごい
1984年のアニメーション映画「風の谷のナウシカ」の主人公・ナウシカが、おどろおどろしくもどこか美しい有毒の森「腐海(ふかい)」を探索している様子を描いた3D作品が公開されました。3DやVRコンテンツ共有プラットフォームSketchfabで公開された作品を見ると、細部までこだわって造形された映画さながらのナウシカを、マウスやタッチ操作でグリグリと動かすことができます。
3Dで公開された「風の谷のナウシカ」の腐海カットが以下。右下のFullscreenボタンで全画面表示にできるほか、このリンクから直接Sketchfabの公開ページにアクセスして鑑賞することも可能です。
一見しただけでは映画のワンシーンとしか思えませんが……
画面を左クリックまたはタップした状態で動かして角度を変えると、精巧に作られた3Dだということが分かります。
マウスホイール、Ctrlキーを押しながらのドラッグまたはピンチ操作で拡大縮小が可能です。
縮小して全体を見てみるとこんな感じ。ドーム状の3Dモデルで腐海の世界が表現されています。
右クリックまたは2本指でタップした状態でドラッグ操作をすると、視点を平行にスライドさせることができます。ナウシカの足に注目すると、宮崎駿監督がこだわりを持って描写したという、服の裾やブーツの厚みが忠実に再現されているのが見てとれます。
劇中でナウシカが使用したライフル銃やセラミック刀などの小物も3D化されています。
ナウシカが胞子のサンプルを採取しようとしている腐海の菌類も、細かいディテールで作り込まれています。
腐海に生息する「蟲」の姿も見ることができました。
「風の谷のナウシカ腐海カット」を作成したのは、CG制作会社でモデリングチームのマネージャを務めているというGranicophさんです。
「風の谷のナウシカ」腐海カット完成しました!
— Granicoph (@granicoph) September 9, 2020
暗くおどろおどろしい雰囲気の中、腐海の美しさ、蟲たちの生命を感じてもらえたら幸いです!
よろしくお願いします!#sketchfab #nausicaa #腐海 #Ghibli #ジブリ #ナウシカhttps://t.co/a9Y9eHWDaz pic.twitter.com/kAydWOqo3s
Granicophさんは、劇中に登場する飛行用装置メーヴェに乗るナウシカの3D作品も制作しています。
・関連記事
画像から簡単に精巧な3D写真が作成できる論文が公開される、実際に3D写真を生成することも可能 - GIGAZINE
たった1枚の画像から走ったりジャンプしたりできる3Dモデルを生み出す技術が開発される - GIGAZINE
HTML5+WebGLでBMW i8の3Dモデルをブラウザでグリグリと動かしまくり&カラー変更&中も見えるPlayCanvasのデモがすごい - GIGAZINE
画像に写っているオブジェクトを3D化してぐりぐり動かせるようにする技術 - GIGAZINE
男性の顔をグリグリ動かしながら波立たせるハイクオリティなWebGLの作品 - GIGAZINE
リアルタイムで表情を読み取って3Dアニメをグリグリ動かすムービー - GIGAZINE
リアルな男女の3D人体をあらゆる角度から眺めてお絵かきなどに役立つ「Anatomy 360」 - GIGAZINE
MMDなどの3Dモデルを共有してグリグリ動かせる「ニコニ立体」スタート - GIGAZINE
ミクミクダンスや波紋、マスクなどリアルな3D表現を可能にするWebGLの作例いろいろ - GIGAZINE
・関連コンテンツ