レビュー

リアルな男女の3D人体をあらゆる角度から眺めてお絵かきなどに役立つ「Anatomy 360」


Anatomy 360は、実在の人間モデルを3Dスキャンによって人体の全身を閲覧可能にするサービスの開発を行っています。そんなAnatomy 360がUnity Web Player対応ブラウザで動作するテスト版として、男女モデルの影や光源の方向などのライティングを設定したり、グリグリ視点を変えて閲覧したりできる「Anatomy 360 Build 1.2」を公開しています。

Anatomy360 Demo - Anatomy 360
https://anatomy360.info/anatomy360-demo/

Anatomy 360 Build 1.2のデモを起動するには、「CLICK TO TRY THE DEMO」をクリック。


読み込みはかなりスローですが、完了後にデフォルトで男性の3Dモデルが表示されます。グリグリ動かすための操作方法を画面上に表示させるには「Controls」をOnに切り替えます。


「Rotate Camera(カメラの回転)」はALTと左クリックを押しながらカーソル移動。対象を見る視点の位置を前から、後ろから、下から、横から、と変更可能。


スペースを押しながらカーソルを移動させると、カメラをスライドするように対象を上下左右に動かすことができます。


Shiftを押しながらカーソルを上下させることで、驚くほど間近から指先くらいのサイズまでカメラのズームが可能。


3Dモデルには光源の位置に合わせて床や筋肉に陰影がついています。右クリックを押したままカーソルを動かすことで、光源の位置を変更できるわけです。光源の位置を左右に振ったり……


下から照らし上げることもできます。


上から照らすと体全体に影が濃く映ったりと、絵を描く人にとっては非常に参考になりそうです。


モデルの性別を切り替えるには左下の「Male/Female」をクリック。


他にも左上のメニューボタンの数々は、クリックすると効果を切り替えることができ、例えば「Texture」のOn/Offを切り替えるとこんな感じ。


「Flat Shaded」をオフにすると、生身っぽい肌の質感を再現することができ……


左側中央のつまみの中にある「Specularity」をスライドして全開にするとメタリックな質感になるなど、さまざまな効果や変化を与えることができます。希望通りの状態に調節した男女モデルを望むままのアレコレ隅々まで見まくれるというわけです。


Anatomy 360の3Dモデルは実際に実在する人間を撮影して作られたもので、400ものポーズを撮影しているとのこと。現段階ではポージング変更ができないのが残念なところですが、Unity 5が公開されればWebGLで公開予定とのことなので、最終的には全てのポーズも追加される予定です。


なお、実際に「Anatomy 360 Build 1.2」を操作している様子は以下のムービーを見ると分かりやすいです。

Anatomy 360 (Dev) Build 1.2 on Vimeo

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in レビュー,   動画,   デザイン,   Posted by darkhorse_log

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