乗り物

未確認の「ジェットパックで飛行する男」が旅客機と並走する事件が発生

by jay joslin

現地時間2020年8月30日、ロサンゼルス国際空港に着陸しようとしている飛行機のそばに「ジェットバックで飛行する男」が出現するという事件が発生しました。

FBI investigating pilot's report of 'guy in jetpack' flying 3,000 feet in air near planes at LAX
https://www.foxla.com/news/fbi-investigating-pilots-report-of-guy-in-jetpack-flying-3000-feet-in-air-near-planes-at-lax

Airline Pilots Landing At LAX Report "A Guy In Jetpack" Flying Alongside Them - The Drive
https://www.thedrive.com/the-war-zone/36096/airline-pilots-landing-at-lax-report-a-guy-in-jetpack-flying-alongside-them-on

このジェットパックで飛行する男が出現したのは、アメリカン航空1997便からおよそ300ヤード(約270メートル)離れた位置。事件発生当時、同機はロサンゼルス国際空港からおよそ10マイル(16km)離れた距離を飛行中で、着陸姿勢に入っていたところでした。


アメリカの大手メディアであるFoxニュースが入手した、アメリカン航空1997便とロサンゼルス国際空港管制塔の通信が以下。

アメリカン航空1997便:
管制塔へ、こちらアメリカン航空1997便、当機はジェットパックを装備した男を追い越しました。

ロサンゼルス国際空港管制塔:
アメリカン航空1997便へ、オーケー、ありがとう。その男は左翼側にいましたか?右翼側でしたか?

アメリカン航空1997便:
当機の左翼側300ヤード(約270メートル)ほどの距離で、高度は当機とほぼ同じ3000フィート(約910メートル)でした。

by Colin Brown Photography

問題の男はアメリカン航空1997便のパイロット2名によって確認されており、300ヤードという距離を考慮に入れると見間違いである可能性はかなり低いとのこと。本件は連邦航空局を経由する形で、ロサンゼルス市警察に通報され、同局が捜査を行いました。ロサンゼルス市警察は事件直後に上空一帯を捜査しましたがジェットパックの男は見当たらなかったとして、ヘリコプターや地上パトロールによる捜査に切り替えました。その後、事件発生から2日後の2020年9月2日には連邦捜査局(FBI)に捜査を引き継いでいます。

Foxニュースは、「高度3000フィートまで飛ぶことができるジェットパックも存在するが、常識的にはそのような高度までジェットパックで飛ぶことはありえない」「ジェットパックを所有しているならば、ロサンゼルス国際空港に至る飛行経路の近隣でジェットパックによる飛行が禁じられていると認識していて当然」と記しています。

なお、アメリカン航空1997便から連絡を受けた管制塔が、近隣を飛行中のジェットブルー航空23便に通達を行ったところ、ジェットブルー航空23便のパイロットは「Only in LA(ロサンゼルス限定ってやつだな)」と返答したそうです。

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in 乗り物, Posted by darkhorse_log

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