レビュー

無料でAI最適化「AEO」をChatGPT・Google AI Overviews・Perplexity・Gemini・Copilot・Grokなどで確認できる「Elmo」、オープンソースで開発されセルフホスト可能


ユーザーがAIに相談した時「自社ブランドが候補として表示されるか」「正しく紹介されるか」は、企業やサイト運営者にとって重要な確認項目です。AI向けのサイト最適化「AEO」を効率よく行うためにChatGPTGoogle AI OverviewsPerplexityGeminiCopilotGrokなどの回答を記録し、引用元や競合の出現状況まで確認できる無料のオープンソースAEOツール「Elmo」が公開されています。

Elmo · Open Source AI Visibility
https://www.elmohq.com/


elmohq/elmo: open source ai visibility tracking
https://github.com/elmohq/elmo

◆デモ
Elmo - AI Search Optimization
https://demo.elmohq.com/app

◆Elmoの機能
デモサイトで「Elmo」について実際に稼働している状態で確認できます。

・Dashboard
Elmoで記録しているAI回答の全体状況を把握する画面で、あらかじめ登録したプロンプトをAIに送信し、その回答内で自社ブランドがどの程度表示されたかを示す指標「AI Visibility」や競合を含めた回答内での存在感を示す「Share of Voice」の概要が確認できます。過去30日間の推移グラフ・追跡中のプロンプト数・評価回数・実行頻度・最終更新時刻が表示されます。


・Visibility
登録したプロンプトごとに自社ブランドおよび競合相手がどの程度出ているかが過去30日間の推移グラフで確認でき、全AIサービスの総合および各AIサービス個別の統計が確認できます。


・Share of Voice
自社ブランドが競合と比べてAI回答内でどれくらい言及されているかが確認できます。Visibilityは自社ブランドがAI回答にどれくらい表示されるかを見る指標で、Share of Voiceは競合と比べてどれくらい存在感を持っているかを見る指標となります。


・Query Fan-Out
プロンプトに対してAIがどのような検索を行ったかの統計が表示されます。AIが使う検索語句を分析することで自サイトに含めるべき内容や単語、AIに参照されやすいページ作りのヒントが得られます。


「Top Queries」ではAIがどのような検索文で検索したかが多い順で確認できます。


「Query Words」ではAIが検索した単語の統計からどのような単語をサイトに含めればいいかの優先順位が得られます。


・Citations
AIが回答時にどの情報源を引用したかの統計が確認できます。「Citation Categories」の項目では引用元サイトの種別として記事系・競合他社・ソーシャル・GitHubなどの開発者系・研究機関系・自社ブランドといったカテゴリに分類されます。どの種類の情報源がAI回答で引用されているかを確認することで、強化すべき露出分野が把握できます。


その他、引用元ドメインやページタイプの推移・最近増えた引用元や消えた引用元なども確認できることにより、AIがどのサイトを信頼して回答に使っているかが把握できます。


・Opportunities
Elmoが収集したAI回答や引用元のデータをもとにAIに引用・言及される機会を増やすための改善案が表示されます。単に「自社ブランドが表示されたか」を見るだけでなく、競合が強いプロンプト・AIがよく参照する第三者サイト・作成すべき比較記事やガイド・掲載を狙うべきGitHubリポジトリやコミュニティなどが確認できます。


◆Elmoの設定手順
後述のElmoサーバー構築後、ブラウザで「http://localhost:1515」にアクセスするとユーザー登録フォームが表示されるので「Name」に名前、「Email」にメールアドレス、「Password」にパスワードを入力して「Create account」をクリック。


ブランドの選択画面が表示されるので「Create new brand」をクリック。


ブランドの登録フォームが表示されるので「Brand name」にブランド名、「Website」にブランドのサイトアドレスを入力して「Create brand」をクリック。


概要の画面が表示されるので「Analyze brand」をクリック。


解析が行われ自動的に「競合ブランド」や「統計用のプロンプト」が作成されます。


「Start tracking」をクリックすれば自動的にAIへの問い合わせやスクレイピングが行われます。


以後、登録されたプロンプトをもとに24時間ごとに自動評価する仕組みです。

◆Elmoのセルフホスト構築方法
今回はWindows 11にDocker DesktopNode.jsが利用できる環境で構築します。コンソールを起動しElmoをインストールします。

npm install -g @elmohq/cli


初期化のコマンドを実行しセットアップウィザードを起動します。

elmo init


PostgreSQLをDockerで用意するか既に用意してあるものを利用するかどちらか選択します。


スクレイピングツールとAIプロバイダーAPIをデフォルトの組み合わせで使うかカスタムするかを選択します。


スクレイピングツールとして利用するサービスを選択します。


スクレイピングサービスのAPIキーを登録後、データ収集に利用するAIプロバイダーを選択します。


選択したAIプロバイダーのAPIキーを入力後、Elmoにツールの利用記録などのテレメトリーをシェアするか聞かれるので可否を選択します。なお、シェアされるデータにはブランド名など利用者が特定される情報は含まれないとのこと。


残りの質問はデフォルトのまま進め、最後にサーバーを起動するか問われるので「Yes」を選択します。


DockerのコンテナとしてElmoサーバーが起動します。


ブラウザで「http://127.0.0.1:1515」にアクセスしてユーザー登録フォームが表示されれば構築完了です。


同様のサービスとしてはProfoundPeec AIなどがあり、利用には最低でも月100ドル弱(日本円で約1万6000円)程度のランニングコストがかかります。一方でElmoは必要な外部APIやスクレイパー、サーバー費用だけでAEOツールを運用でき、非常にコスパが良くなります。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
伝統的なSEO対策はすでに死滅しており「AIの要約対策」が急務だとの指摘、一体どのようにすれば良いのか? - GIGAZINE

Redditに宣伝コンテンツを大量投稿してChatGPTやGoogleのAI検索結果を操作する事例が増えている - GIGAZINE

Google検索公式による「生成型AI機能向けにウェブサイトを最適化する方法」 - GIGAZINE

Google検索に「AIによる概要」が表示されるようになったせいでウェブサイトのトラフィックが急減したとの報道 - GIGAZINE

Google検索の「AIによる概要」から自サイトを消す機能がGoogle Search Consoleに登場 - GIGAZINE

in AI,   ソフトウェア,   レビュー, Posted by darkhorse_logmk

You can read the machine translated English article Elmo is a free AI-powered optimization (….