無料でファンタジーな世界観のダンジョンマップを自動生成できる「One Page Dungeon」

ファンタジー系のRPGに出てきそうなダンジョンが自動で作られる「One Page Dungeon」は、無料で使えるウェブサービスです。テーブルトークRPGや自作のゲームにも使えそうなダンジョンマップで、商用のゲームに利用することもできます。
One Page Dungeon by watabou
https://watabou.itch.io/one-page-dungeon
トップページはこんな感じ。アクセスした時点ですでにページ上部にダンジョンマップが生成されています。

生成されるのはダンジョンマップだけでなく、ダンジョンの名前と説明、数字が振られた小部屋の説明もランダムで生成されます。

例えば以下のダンジョンは「House of Fire King(火の王の家)」というダンジョン。「文明から遠く離れた凍てついた土地の奥深くにあります。最近、ゴブリンの一団によって再発見されました」と説明が書かれているので、ゴブリンの集団によって占拠されているような状況を想像できます。

1の部屋は「ホールの南側の壁に大きな石造りの二重扉がある」と書かれているので、簡単に開けられない扉が設けられている模様。2の部屋は「宝石が入った宝箱」が置いてあり「宝箱を守るゴブリンたちがいるのでは……」と想像力をかき立てられます。

「One Page Dungeon」では、データ出力や表示切り替えをキーボードで操作します。「E」キーを押せばPNG形式でダンジョンマップのデータを出力可能。以下の画像のようなファイルが出力されます。

「Enter」キーを押せば、部屋の数や形もさまざまな別のダンジョンマップを自動生成できます。新たなダンジョンを生成してしまうと、前に生成したダンジョンは復元できなくなるので注意。

表示の切り替えを行うと、各部屋の説明表示やグリッドの表示などを変更することができます。例えば以下の「Mausoleum of Sorrows(嘆きの霊廟)」というマップでは……

「N」キーを押せば、数字が消えて吹き出し風の説明表示に変化。

もう1度「N」を押すと各部屋の説明が箇条書きになり……

再度「N」を押せば説明が非表示になります。「マップは自動生成したいけど、各部屋の要素は自分で決めたい!」という人のニーズにも合わせられています。

「G」キーを押すとグリッドの表示を変更可能。

さらに「G」キーを押せばグリッドを非表示に変えることもできます。

「R」キーを押せばマップがまっすぐに表示されます。

「Shift」+「W」を押すと、マップ内の水位を変更できます。全く水のない状態から……

部屋のほとんどが水びたしになる状態まで設定でき、「ダンジョンの状況によって水位が変化する」といった特殊な条件を持つマップを作ることもできそうです。

「One Page Dungeon」を作ったインディーズゲーム開発者のOleg Dolya氏は、他にも自身のウェブサイトで架空の村や中世風の架空都市を自動生成するウェブサービスを無料で公開しています。
watabou - itch.io
https://watabou.itch.io/

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in レビュー, ゲーム, Posted by darkhorse_log
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