中世風の架空都市を一瞬で自動生成してくれる「Medieval Fantasy City Generator」
小説やゲームなどでよく描かれる中世風のファンタジー世界には、中世の都市っぽい雰囲気でありつつも現実に存在する街並みとは違う架空の都市が登場します。「町の城門はこんな感じで、この区画にはこんな人たちが集まって暮らしていて……」と妄想するだけで楽しめてしまう中世風の架空都市を自動で生成してくれるウェブサービス「Medieval Fantasy City Generator」を、インディーズのゲーム開発者であるOleg Dolyaさんが開発しています。
Medieval Fantasy City Generator by watabou
https://watabou.itch.io/medieval-fantasy-city-generator
「Medieval Fantasy City Generator」の公式ページにアクセスすると、さっそく都市の地図らしきものが自動生成されました。地図に表示された区画の数を見る限りでは、それなりの規模を誇っている様子。
どうやら川にぐるりと周囲を取り囲まれた都市のようで、川を堀の代わりにしているようです。
地図にマウスカーソルを合わせると、その箇所の説明が表示されます。川の外側に飛び出ている小さな区画にカーソルを合わせると、「Shanty town(掘っ立て小屋の町)」と表示されました。どうやら川の周囲には貧しい人々が寄せ集まるように暮らしているようで、「確かにそんな設定がありそう」とうなずけます。
川をまたいで外側に向かう道路にカーソルを合わせると、「Gate(門)」と表示されたため、やはりこの都市は川を自然の防壁として利用している模様。
都市には、川に囲まれていない方向にも門が作られています。
どうやら、川の内側にある黒い太線が人工の城壁になっているようで、その周囲にはやはり掘っ立て小屋の町が広がります。
本当の城壁から中に入る門は2箇所あり、それぞれ正反対の方向に向いていました。
城壁内には細かい区画に分かれた「Craftsman(職人)」の町が広がっており……
職人街よりも区画の広い一部には「Merchant(商人)」が住んでいるようです。
また、城内の中心にある大きな建物は「Temple(寺院)」であり……
寺院の前にある広いスペースが「Merket(市場)」として利用されているとのこと。
城内の職人街や商人たちから、さらに城壁で隔てられた場所にあるのが「Castle(城)」となっていました。
地図の右下にあるアイコンをクリックすると……
地図が全画面モードで表示されます。
どうやら、都市の郊外にあるのは「Farm(農場)」だそうです。
なお、地図の右側にある「Small」ボタンをクリックすると……
新たに小さな都市が自動生成されました。区画の数を見るに、最初に生成された都市よりもかなり小規模な模様。
小さな都市でも当然ながら門があり……
城壁の中には職人街もありました。
商人が住む区画もありましたが、やはりこの都市でも職人の住む区画のほうが商人街よりも広いようです。
中世都市に欠かせない市場ももちろんあります。
やはり城は厳重に城壁が張り巡らされ、民衆が住む区画から切り離されています。
「Medium」ボタンをクリックすれば……
中くらいの規模の都市が生成されました。
今回生成されたのは、なんと「Harbour(港)」がある海に面した都市で……
船を引き入れる「Docks(ドック)」まで存在しています。
また、海へ注ぐ川沿いには「Administration(行政)」区画が存在しており、官僚制の機構が形作られているのだと想像できました。
「Large」ボタンをクリックすると……
非常に大きな都市が生成されました。区画が網の目のように細かく表示されています。
大都市には「Slum(スラム)」があったり……
「Military(軍事)」の区画があったりしました。
また、「Patriciate(貴族階級)」が住む地区があるなど、都市が広大になればなるほどさまざまな場所が増えていく模様。
画面右側の「Warp(ゆがませる)」ボタンをクリックすると……
地図にカーソルを合わせた時に、緑色の同心円と道路に沿って走る赤いラインが見えるようになります。このまま地図上でクリックしてドラッグしてみます。
すると、ドラッグに合わせて都市の区画がグニャリと曲がりました。よく見ると、港の形も微妙に変形しています。
ひとしきり遊んだ後は、画面右上の「Apply」ボタンで変形をそのまま残すか「Discard」ボタンで変形をなかったことにするかが選択可能。
画面右側の「Option」ボタンをクリックすると……
地図のスタイルやレイアウトを変更可能。
地図の色を変更したり……
都市の区画説明を常に表示させておいたりできます。
画面右側の「Export」ボタンをクリックすると、PNGかSVGの形式で地図を保存することができました。
F5キーを押すだけでも一瞬で新しい都市の地図が自動生成されるため、何度でも構造の違う都市の地図を表示させて楽しむことができるジェネレーターになっていました。
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