ファンタジーに出てくる謎の大陸の地図を自動的に作成できる「Generating fantasy maps」

ファンタジーの世界を舞台にした映画や小説には必ずといっていいほど架空世界の地図が登場し、その地図を見ているだけで想像が膨らみます。そんなファンタジーの世界に登場する地図を自動で作成できるサービス「Generating fantasy maps」が登場したので、サクッと作ってみました。

Generating fantasy maps
http://mewo2.com/notes/terrain/

上記URLを開いてページをスクロールしていくと、白いスペースが出てきます。ここでは人工的でカクカクしていない自然な地形のベースとなる不均一なグリッドを作成します。

グリッドを作成するには「Generate random points」をクリック。すると、複数の黒い点をランダムでスペースに表示。「Generate random points」をクリックするたびに、黒い点の位置が変更されます。

グリッドを作成したら再びページを青い編み目状の地図がある場所までスクロールダウン。ここでは高さを設定して地形の高低を決めていきます。

「Add random slope」をクリックすると黄色と青色、紫色に地図が色分けされ、黒い線が表示されました。黄色は高い場所、紫色は低い場所を示していて、黒い線は海岸線。つまり、黄色の部分が陸地になり、紫の部分が海になるというわけです。

「Add cone」をクリックすると、クリックした回数に応じ海岸線が地図の真ん中を中心として陸地の方に曲がります。

反対に、「Add inverted cone」をクリックすると海岸線が海の方向に海岸線が曲がっていきます。

海岸線の形を決めたら今度は「Add five blobs」をクリック。これは地形を円上に盛り上げる役割があり、海岸線付近の地形がポコッと高くなりました。

「Add five blobs」をクリックするたびに、盛り上がる部分が増えていきますが、盛り上げる位置についてはランダムです。

再びページをスクロールし「Copy height map from above」をクリックし、作成した地図を白地のスペースにコピー。

今度は「Erode」をクリックして水による侵食を海岸線に与えます。一般的な地図にある海岸線がまっすぐではないように、海岸線は水に浸食されてガタガタになるのが自然です。

浸食を付与したら再びスクロールして「Copy heightmap from above」をクリックし地図をコピー。

ここでは作成した地図の地形を確認できます。「Show/Hide coastline」をクリックすると海岸線の表示のオン/オフを切り替え可能。

「Show/Hide rivers」をクリックすると川の表示のオン/オフを切り替えられます。

「Show/Hide slope shading」をクリックすれば高低差による影を確認可能です。

地形を確認したら再びページをスクロールして「Copy heightmap from above」をクリック。

「Add new city」をクリックして地図上に表示する町を追加。

町をたくさん追加するには複数回クリックすればOKです。

町を追加したら、再びページをスクロールして「Copy map from above」をクリックすると、作成した情報を元にファンダジー世界の地図が表示されました。追加した町の名前は完全にランダムですが、小説に出てきそうな感じに仕上がっています。

「Generating fantasy maps」の作成者はMartin O'Learyさんという人で、実はこのページはO'LearyさんがGitHubで公開しているマップジェネレーター「terrain」を解説したものです。もっと自由にファンタジー世界の地図を作成したいという人は以下のページからダウンロードして作ってみるのもよさそうです。

GitHub - mewo2/terrain: Fantasy map generator
https://github.com/mewo2/terrain