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作家が自分の小説にうっかり「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のアイテムを登場させてしまった衝撃の理由とは?


海外の歴史大河小説で、なぜか「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が登場していると話題になっています。現実世界を舞台にしているはずの小説になぜゲームのアイテムが出てしまったのか、その衝撃的な理由が明かされ、話題となっています。

John Boyne accidentally includes Zelda video game monsters in novel | Books | The Guardian
https://www.theguardian.com/books/2020/aug/03/john-boyne-accidentally-includes-zelda-video-game-monsters-in-novel


アイルランドの作家であるジョン・ボイン氏は、2008年に映画化された「縞模様のパジャマの少年」や「ヒトラーと暮らした少年」などの作品で知られており、2020年7月に新作である「A Traveller at the Gates of Wisdom(英知の門の旅人)」を発表しました。この作品は、現実世界を舞台に2000年の時を超えて運命に翻弄される一族を描いた長編歴史ドラマ小説です。

しかしその「英知の門の旅人」で、服を赤く染める染料の材料について言及する場面で、「keese wing(キースの羽)」「swift violet(ゴーゴースミレ)」「spicy pepper(ポカポカ草の実)」「the tail of red lizalfos(リザルフォスの赤しっぽ」「Hylian shrooms(ハイラルダケ)」など、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」に出てきたアイテムの名前が登場していたことが、掲示板サイト・Redditで指摘されました。


この指摘を取り上げた作家のダナ・シュヴァルツ氏は、現実を舞台にした真面目な歴史小説に突如「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のアイテムが登場した理由について、「これはオマージュでもイースター・エッグでもなく、おそらく作者のボイン氏が染料の材料についてGoogleで検索した結果、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の攻略情報が表示されてしまい、それに気づかず参考にしてしまったからだろう」と推察しました。


このシュヴァルツ氏の推論に対し、ボイン氏は自身のTwitterで「自分のミスに気づいて笑ってしまった」とツイート。Googleで染料について調べた時に、検索画面トップに表示された材料リストが「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の攻略情報であると気づかず、小説にそのまま採用してしまったことを認めました。


なお、「私は好きです、どうか修正しないで」というシュヴァルツ氏の懇願に対して「はい、そのままにしておきます。あなたは正しい。覚えていませんが、ググっただけです。私が悪かった!」「私はこれからこのことで幾度となくイジられることでしょう」と述べています。その後、ボイン氏は自戒として「二度と小説で薬品を取り扱わない」とコメントしました。

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in ゲーム, Posted by log1i_yk

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