VRゴーグルに対応した「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」をプレイすると一体どうなるのか?
あのNintendo SwitchでVRが手軽に遊べるようになる「Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit」が2019年4月12日(金)に登場しました。VRの新しい楽しみ方をさまざまなToy-Conで提案してくれるVR Kitに合わせ、4月26日からは「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」および「スーパーマリオ オデッセイ」でもVRゴーグルに対応したコンテンツの提供がスタートしています。そんなわけで、さっそくVRゴーグルを使って「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の世界を探検してみました。
『ブレス オブ ザ ワイルド』×『VRゴーグル』 | ゼルダの伝説ポータル | Nintendo
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【Nintendo Labo】Toy-Conであそべる『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』 - YouTube
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドに新しく登場したVRモードを楽しむには、Nintendo Switch・ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド・VRゴーグルの3つが必要になります。
まず初めに、ゲームをスタートする前にNintendo Switchのホーム画面でゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドを選択した状態で「+」ボタンを押して、「ソフトの更新」→「インターネットで更新」の順番に進みます。VRモードはゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドの「Ver1.6.0」以降で遊べるようになります。タイトル下部の赤枠部分にバージョン情報が表示されるので、確認してみてください。
「Ver1.6.0」以降にアップデートしたら、ゲームのシステム画面を開き、「オプション」を選択。
続いてVRゴーグルの「VRゴーグルを使用しない」を選択。
すると以下のような画面になるので、「使用する」を選択。
VRゴーグル使用時の注意事項が表示されるので、よく確認してから「OK」を選択。VRゴーグル使用時は周りの人や物にぶつからないようスペースをとり、座って使用すること。そして適度に休憩をはさむことが推奨されています。また、6歳以下の子どもには使用させないようにと警告されています。
というわけで、VRモードになるとこんな感じ。VRゴーグルを除くと2つのゲーム画面が見えるというわけではなく、左右のゲーム画面を左右の目でそれぞれ別々に見ることで、VR KitのVRゴーグルは立体視を実現しているためこのような表示になります。そのため、VRモード時のゲーム画面をキャプチャーすると、以下のように同じゲーム画面が2つ並んだものが撮影されてしまうわけです。
この状態になったらNintendo Switch本体から左右のJoy-Conを取り外し……
本体だけをVRゴーグルに挿入します。
VRゴーグルにNintendo Switch本体をセットしたのち、左右のJoy-Conを再びセット。これでプレイの準備は万全です。
プレイ時は以下のように左右のJoy-Conを手で持ち、VRゴーグルをのぞきこめばOK。Joy-Conが顔の側面に来るので、プレイ前は「操作しづらそう」と思っていたのですが、実際に操作してみると思ったほどの不自由さは感じず、少しプレイすればVRモードでの操作にも慣れることができました。
実際にプレイしてみて最初に感じたのは、立体視の影響か物体の遠近感が通常モードよりもハッキリと感じられるということ。例えば以下のように茂みのそばに立つと、リンクよりも手前に茂みがあることが、通常モード時よりもしっかりかつ立体的に感じられます。色の濃淡だけで遠近感を表現するのではなく、より立体的に奥行き感が表現されるようになったことで、ハイラルの大地をより身近に感じられます。
なお、VRモード時と通常モード時の操作はまったく同じですが、ゲーム画面上からライフ以外の情報がすべて消えてなくなるので、自分がどの方角を向いているのかはわざわざマップを開かなければ正確に確認することができなくなります。
手前に存在するものだけでなく、奥に見える塔との距離感も通常モード時よりも遠くなってしまったかのよう。
VRモードではゲームの全編を楽しめるほか、ゲームカメラがNintendo Switchの動きと連動しているため、現実世界で首を振るとゲームカメラの向きも変わります。
また、VRゴーグルの天面には穴が開いており……
VRゴーグルを使用しながらイヤホンを使用することも可能。
イヤホンをつけてプレイすればよりゼルダの伝説の世界に没入することができます。
ただし、VRゴーグルはヘッドセットにはなっていないので、常に自分の手で頭に固定し続ける必要があります。そのため、数分のプレイですぐに腕が疲れてくるという最大の難点があります。顔の側にコントローラーがあってもそれほど問題にはなりませんが、腕の疲労だけはいかんともしがたいところで、長時間のプレイどころか30分程度のプレイでも腕がプルプルに。
そこで編み出したのが、以下のように肘置きつきのオフィスチェアなどに座ってプレイする手法。以下のように肘をつきながらプレイすれば腕の疲労は最小限で済み、視界の移動はオフィスチェアを回転させれば滅茶苦茶スムーズに行えます。
公式ブログ上でテクニカルディレクターの堂田さんは、「眺めの良い場所、好きなキャラクター、お気に入りの装備など、気になるものがあった時にVRゴーグルで覗いてみる。といった遊び方がオススメです」と書いていますが、実際にVRモードでプレイしてみると操作面の不満はそれほど大きくなかったので、VRモードで本編を楽しむことも十分に可能なのではという印象。
VRゴーグル対応により、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドは全体的に立体感と臨場感が増した印象で、画面上からマップや気温情報などが消えることで、よりゲームの中の景色やアクションに没頭できます。目の前で暴れまわるボコブリンやライネルの迫力は通常モード以上で、既にハイラルでの冒険を終えてしまった勇者たちにも一度試してみてもらいたいところです。なお、VRモードは解像度1280×720ピクセルというお世辞にも高解像度とは言えないNintendo Switchの携帯モードの画面を、さらに2分割して実現しているものであるため、映像の高精細さは期待できないことを念頭に置いておいてください。
VRゴーグルをゲットするには「Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit」もしくは「Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit ちょびっと版」が必要で、VR KitはAmazonで7591円、ちょびっと版は3700円で購入可能です。
Amazon | Nintendo Labo (ニンテンドー ラボ) Toy-Con 04: VR Kit -Switch | ゲームソフト
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