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アサシンクリードシリーズなどのUbisoftが女性差別的な企業文化を指摘される

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アサシン クリードシリーズレインボーシックスシリーズ、さらには基本プレイ無料の新作バトルロイヤルゲーム「Hyper Scape」などを取り扱うフランスのゲーム会社Ubisoftについて、「同社では性的ハラスメントや嫌がらせが長年横行している」と複数メディアが報じています。

Ubisoft Sexual Misconduct Scandal: Harassment, Sexism and Abuse - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-07-21/ubisoft-sexual-misconduct-scandal-harassment-sexism-and-abuse

Kassandra was supposed to be the lead in Assassin's Creed Odyssey, but Ubisoft said "women don't sell" - VG247
https://www.vg247.com/2020/07/21/kassandra-assassins-creed-odyssey-lead/

Ubisoft’s toxic culture problems allegedly span more than a decade of abuse - The Verge
https://www.theverge.com/2020/7/21/21332534/ubisoft-serge-hascoet-harassment-sexism-racism-metoo

2020年6月末のBloombergの報道により、Ubisoftが副社長のTommy Francois氏と幹部のMaxime Beland氏を停職させたことが明らかになりました。両名は少なくとも3件のセクハラや暴力行為といった不正行為に関する内部告発を受けていることが明らかになっています。

他にも、アサシン クリードシリーズでコミュニティマネージャーを務めたベテラン従業員のAndrien "Escoblades" Gbinigie氏が、性的嫌がらせに関する複数の告発を受け、少なくとも1件の訴えを認めたことも明らかになりました。なお、Gbinigie氏は1件の告発内容を認めているものの、その他については内容を否定しています。


さらに、アサシン クリードシリーズの最新作である「アサシン クリード ヴァルハラ」でクリエイティブディレクターを務めていたAshraf Ismail氏は、既婚者であることを隠して不倫行為を行っていたことが明らかになり、同タイトルのクリエイティブディレクターの職を辞任することとなりました。


他にも2020年7月の第3週にはUbisoftのカナダスタジオのYannis Mallat氏や、CCOのSerge Hascoët氏、グローバルヘッドのHR Cécile Cornet氏といった幹部3人も性的ハラスメント問題を受けて辞職しています。

Ubisoftの社内ではセクハラや性的暴行被害を告発する「MeToo」運動が活発になっており、上記の有名社員以外にも複数の男性社員が女性社員からセクハラ被害の告発を受けています。

なお、UbisoftはEurogamer.netに対して、「特定のUbisoftチームメンバーに対して行われた最新の告発によって影響を受けたすべての人に謝罪することから始めたいと思います。本当に申し訳ございませんでした。我々はチーム・プレイヤー・コミュニティのための包括的で安全な環境を作ることに専念しています。Ubisoftが過去に安全な環境を作ることができていなかったということは、現状を見れば明らかです。我々は専門の外部コンサルタントの支援を受け、告発に対する調査を開始することから始めています。そして、調査の結果に基づいてあらゆる適切な処分を行うことに全力を注いでいます。ただし、調査は進行中のためこれ以上のコメントはできません。また、既存のポリシーやプロセス、システムを監視し、どこが不完全なのかを理解し、不適切な行動をより適切に防止・検出・罰することができるようにしていく予定です」という声明を出し、社内に横行するハラスメントにいかにして立ち向かうかを説明しています。

『アサシン クリード ヴァルハラ』ゲームプレイトレーラー - YouTube


アサシン クリード ヴァルハラのナラティブディレクターを務めるDarby McDevitt氏は、自身のTwitter上で「ゲーム業界を悩ませ続けている性的ハラスメントについて私に語ってください。コミュニティや開発チームの誰もが常に安全で、評価され、尊重される権利を持っています。これらの核となる価値を低下させる行動はすべて打ち消されるべきです。私の立場と役割において、私はより多くのことを聞き、より多くのことを学び、そして話を聞いてほしいと思う人は誰でも話せるようにコミットしていく予定です」と語り、従業員向けに性的ハラスメントを内部告発できるような環境づくりを進めるとしています。


なお、Ubisoftが2018年に発売したアサシン クリード オデッセイはシリーズ初の主人公選択制のゲームとなっており、プレイヤーは男性のアレクシオスと女性のカサンドラを選択可能です。このアサシン クリード オデッセイで主人公選択制が採用されたのは、当初主人公が女性のカサンドラのみであるとされた際に、元CCOのHascoët氏が「女性は売らない」と難色を示したためだとされています。

なお、Bloombergは「この種の慣行(女性差別)がUbisoftでは何年も続いていることを、40以上の匿名の情報源から得た」と報じています。

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in ゲーム, Posted by logu_ii

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