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Twitchにまん延する性的ハラスメントの存在が明らかに、具体的な対処を求めるボイコットも広がる


Twitch上で活躍するゲーム配信者が女性に対して性的ハラスメントを行っていたという疑惑が明らかになっています。性的ハラスメント被害を報告するユーザーは日に日に増加しているのですが、同問題に対するTwitchの対応に不満を持つユーザーも多く、「Twitchの1日ボイコット」を呼びかける配信者も登場しています。

A Wave of Sexual Harassment Accusations Is Sweeping the Games Industry - VICE
https://www.vice.com/en_us/article/akz3b8/sexual-harassment-alligations-gaming-ubisoft-bungie-cards-against-humanity

Video game streaming platforms investigating allegations of sexual harassment
https://www.nbcnews.com/news/us-news/video-game-streaming-platforms-investigating-allegations-sexual-harassment-n1231689

As streamers face harassment allegations, Twitch sees boycott threat | Ars Technica
https://arstechnica.com/gaming/2020/06/streamers-call-for-one-day-twitch-boycott-amid-harassment-allegations/

2020年6月19日、ゲーム配信者のJewels Verne氏が同じゲーム配信者のLono氏から、「ゲーム中、手をずっとひざに乗せられていた」「性的な関係になるよう求められた」といった性的ハラスメントの被害を受けたと告白しました。


Jewels Verne氏のツイートをきっかけに、複数の女性がLono氏からの性的嫌がらせを告白しています。翌日の2020年6月20日、Lono氏は過去の悪行を認め謝罪するムービーを公開。しかしムービー中にLono氏は「私はイベントで弁解の余地のない振る舞いをした。しかし私の記憶の中ではイベント中に嫌がらせをしたり、望まれない誘いをしたり、しつこくした覚えはない」とも反論しています。

An Apology - YouTube


Lono氏は過去にゲーム開発会社のBungieと提携して「Destiny 2」のゲーム実況配信を行っていました。Bungieのコミュニティマネージャーであるクリス・シャノン氏は、Lono氏の騒動について「コミュニティから勇敢な女性たちが名乗り出てくれたことを誇りに思います。これは彼女たちが語るべき話であり、それに耳を傾けるのが私たちの仕事です。Bungieは長い間Lono氏と仕事をしておらず、二度と共に働くことはありません」とTwitter上で語っています。


Twitch上で性的ハラスメントを行っているとしてことが明らかになったのはLono氏だけではありません。Tom Syndicate氏やHenryG氏といった配信者も、複数の女性から性的嫌がらせに関する被害報告を受け取っています。Tom Syndicate氏はハラスメントへの関与を否定し「私は正直に言って、私に対するすべての申し立てに対して何を言うべきか分かりません。本当にショックです。私は真剣です。言われたことすべてに対処したいと思います。私はすべての虚偽の疑惑に対して、近日中に声明を発表するつもりです」とコメントしています。


性的ハラスメントの加害者とされているLono氏ら3名は、いずれもTwitch上での配信を収益化するためのTwitchパートナープログラムに加入しています。TwitchはTwitter公式アカウントで「我々はセクハラや不正行為の申し立てを非常に真剣に受け止めています。我々はTwitchと提携している配信者に関するアカウントを積極的に調査しており、該当する場合は法執行機関と連携する予定です」という声明を公開。


また、TwitchのCEOであるエメット・シャー氏は不正行為については調査中であるという社内メールの一部をTwitterで公開し、「我々は、名乗り出てくる人々をサポートし、彼らの勇気ある行動を称賛します。Twitchを使用するすべての人にとってより安全なものになるように、緊急性を持ってそれらに対処する作業を行っています」とコメントしました。


Twitchは過去に配信者間で問題行動があった際の対応が適切でなかったことが多くのユーザーから指摘されています。例えば2019年にTwitchパートナープログラムに加入していた配信者の1人、Luke Munday氏は配信中に妻に暴力をふるったとして逮捕されたものの、Twitchの対応は「Luke Munday氏のTwitchへのアクセスを一時的に禁止する」というものでした。その後多数のユーザーから抗議を受け、Luke Munday氏のTwitchへのアクセスは恒久的に禁止されることとなりました。

今回の性的ハラスメント問題に対するTwitchの対応に対しても多くのユーザーから疑問の声が挙がっており、Twitchで活躍するゲーム配信者のThird Artifact氏は、Twitchのゲーム配信者および多くの視聴者に対し、Twitch側に具体的な対策をとらせるために「Twitchの1日ボイコット(#TWITCHBLACKOUT)」を2020年6月24日(水)に行うよう呼びかけました。


また、Twitchに対して目に見える行動および対処を求める署名運動も行われており、記事作成時点では1600人以上の賛同者が集まっていました。

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