動画

超絶リアルに羽ばたく鳥型ロボット「BionicSwift」が登場、実際に羽ばたく様子がチェックできるムービーも


ドイツに本拠地を置く空気圧機器のトップメーカーであるFestoが、自律飛行可能な鳥型ロボット「BionicSwift」を発表しました。まるで本物の鳥のように羽ばたく様子はあまりにリアルで遠目で見ると鳥そのものです。

BionicSwift | Festo Corporate
https://www.festo.com/group/en/cms/13787.htm

Festoは鳥の生物学的特徴および超軽量構造をベースに、鳥型ロボットの「BionicSwift」を設計しました。Festoは「ロボットは重量が軽いほど材料の使用量およびエネルギーの消費量が少なくなる」と、超軽量構造を採用した理由を説明しています。BionicSwiftの体長は44.5cm、翼幅は68cm、重量はわずか42gです。


FestoはBionicSwiftが実際に飛行する様子を収めたムービーも公開しています。ムービーではBionicSwiftが本物の鳥のように羽ばたき、翼を動かすのをやめて滑空する様子も見られます。

Festo – BionicSwift - YouTube


これがBionicSwift。真っ白なボディに2枚の翼と尾羽で構成された非常にシンプルなデザイン。


翼と尾羽は上下に可動します。FestoはBionicSwiftの翼について、「BionicSwiftの飛行操縦を可能な限り忠実に実行するため、翼は鳥の羽をモデルにしています。翼を構成する個々のプレートは超軽量で柔軟性もありますが非常に頑丈で、それぞれが重なり合っています」と説明しています。


翼を構成する複数枚のプレートはこんな感じ。BionicSwiftが羽ばたく動きを再現する際、翼が上方向に動くタイミングで個々のプレートが以下のように空気を翼から流すことで、「鳥が翼を動かす際に必要な力を抑えることができるメカニズム」を再現。逆に翼を下方向に動かす際はプレートが閉じるため、多くの電力を消費するものの、大きな揚力を生み出すことができます。


手に持つとこんな感じ。


男性の手の中で羽ばたくBionicSwift。


BionicSwiftには翼機構、通信システム、羽ばたきを制御するためのコンポーネント、ブラシレスモーター、2つのサーボモーター、バッテリー、ギアボックス、回路基板などが搭載されています。


翼を動かすのを止めて滑空したり……


落ち葉のようにヒラリヒラリと進行方向を変更させたりする様子は、本物の鳥そのもの。


超広帯域無線通信(UWB)に対応した無線モジュールを用いることで、複数のBionicSwiftで編隊飛行することも可能。編隊飛行を実現するにはBionicSwiftを飛行させる空間に複数の無線モジュールをアンカー代わりに設置する必要があります。そうすることで無線モジュールの送信する信号をBionicSwiftが受信し、「屋内のどこを飛行しているか」を正確に把握することが可能となり、複数機での飛行ができるようになるというわけ。なお、飛行を実際に制御するのはBionicSwiftが収集した情報をまとめて処理するマスターコンピューターで、マスターコンピューターを使えばBionicSwiftの飛行経路をプログラミングすることもできます。


また、BionicSwiftは風や熱などの外的環境の影響を受けて所定の飛行経路を外れた場合であっても、自律飛行して所定の経路に戻ることが可能。すべてを無線通信で行うため、BionicSwiftが物理的に接触できない場所にあっても正確な位置を検出でき、安全でトラブルのない飛行が実現できるとFestoは主張しています。


FestoはBionicSwiftのような自律飛行ロボットと無線通信を用いたルーティングテクノロジーを用いることで、未来のネットワーク化された工場でより高度な3Dナビゲーションシステムを実現することが可能になるとしています。また、実際の使用例としては「材料や商品の流れを正確に特定するシステム」や「自律飛行ロボットを用いて材料の輸送を行い、飛行経路を最適化すること」などを挙げています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「鳥」にしか見えないドローンで中国全土を空から監視する計画 - GIGAZINE

鳥の形を装ったスパイドローンが「修羅の国」と言われるソマリアで見つかる - GIGAZINE

日焼け止めクリームをフンのようにべちゃーっと上空からぶっかける鳥型ロボット - GIGAZINE

渡り鳥が「V字隊列」を保って体力を温存する本当のメカニズムとは - GIGAZINE

in ハードウェア,   生き物,   動画, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.