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マインクラフトの開発元が6月19日の収益を人種差別撤廃キャンペーンに寄付すると発表

by Sergey Galyonkin

アメリカで拡大する黒人に対する人種差別撤廃を訴えるブラック・ライヴズ・マター(BLM)運動を受け、Microsoftに買収されたマインクラフトの開発元であるMojangが、BLM関連団体に寄付を行うと発表しました。

Minecraft Studio To Donate All June 19 Profits To Racial Justice Campaigns - GameSpot
https://www.gamespot.com/articles/minecraft-studio-to-donate-all-june-19-profits-to-/1100-6478102/

白人警官が黒人男性のジョージ・フロイド氏を暴行し殺害した事件を発端に、アメリカ全土に抗議デモが拡大しています。黒人に対する人種差別撤廃を訴える動きはゲーム業界にも波及しており、ゲーマーコミュニティの中ではチャリティ大会が開催されたり、政治的発言を禁止することでユーザー離れが起きたりと、さまざまな動きが報告されています。

また、GTAシリーズやレッド・デッド・リデンプション 2の開発元として知られるロックスター・ゲームスは、ジョージ・フロイド氏追悼のためにゲームサーバーを一時的にシャットダウンしており……

GTAシリーズやレッド・デッドシリーズのロックスターがジョージ・フロイド追悼のために人気ゲームサーバーを一時的にシャットダウン - GIGAZINE


ポケモンGOの開発元であるNianticは、人種差別撤廃に向けた独自の方針を明らかにしました。

ポケモンGOの開発元が黒人への人種差別に対するアクションを発表 - GIGAZINE


そんな中、Microsoft内でマインクラフトの開発を受け持つゲームスタジオのMojangが、BLM運動に対する独自の計画をTwitter上で説明しています。

マインクラフトの公式Twitterアカウントは、「我々は黒人社会の揺るぎない支持に立ち、人種差別、抑圧、そしてあまりにも多くの人々が長きにわたり耐えてきた苦しみを否定します。我々はチームとして、アメリカおよび全世界の平等と正義を推進する強力な運動にどのように貢献できるかについて話し合い、学び、検討してきました。なぜなら黒人の命は重要なものだからです。そして最初のステップとして、2020年6月19日(金)のJuneteenthを記念して、当日のマインクラフト、マインクラフトダンジョンズマインクラフトマーケットプレイスといったコンテンツの販売から得られたすべての利益を、BLM団体のBlack Lives Matter Foundation、犯罪で不当に有罪判決を受けた人などを支援する非営利団体のEqual Justice Initiative、ニューヨークを拠点とする公民権組織のNAACP Legal Defense and Educational Fundに寄付します」という声明を出しました。


6月19日の「Juneteenth」は、「自由の日」ともよばれるアメリカの祝日で、1863年に発布された奴隷解放宣言を祝う日です。マインクラフトはこの日のマインクラフト関連の収益すべてを寄付するとしていますが、どの程度の金額が集まるかは不明。なお、マインクラフトは2019年5月に累計販売本数が1億7600万本を突破し「世界で最も売れたゲーム」となっています。

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in ゲーム, Posted by logu_ii

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