デザイン

Mac OS XからmacOSまでの歴代デフォルト壁紙を振り返るとこんな感じ


Appleが開発するmacOSでは、すべてのバージョンに高画質なデフォルトの壁紙が付属しています。 2001年にリリースされたMac OS X 10.0(Cheetah)から、2019年10月にリリースされたmacOS 10.15 Catalinaまで使用された歴代の壁紙を、Apple中心の情報サイトである512 Pixelsが公開しています。

Every Default macOS Wallpaper – in Glorious 5K Resolution – 512 Pixels
https://512pixels.net/projects/default-mac-wallpapers-in-5k/

◆Mac OS X 10.0 (Cheetah)&10.1 (Puma)
Mac OS X 10.0および10.1では同じ壁紙が使用されていました。過去にAppleが採用していたデザインテーマ、Aquaのイメージに沿ったデザインになっており、青色を基調としています。


Mac OS X 10.2 (Jaguar)
Mac OS X 10.2もAquaのデザインテーマに沿ったデザインで、青を基調とした壁紙になっています。曲線が印象的な、シンプルなデザインです。


Mac OS X 10.3 (Panther)
Mac OS X 10.3も、10.0~10.2と同じくAquaのデザインテーマを意識しています。10.3のデフォルト壁紙はやや暗く、グラデーションなどの模様も少々複雑になっています。


Mac OS X 10.4 (Tiger)
Mac OS X 10.4もまた、青色を基調とした壁紙が採用されていました。10.3と比べると明るめの色合いで、単調なデザインになっています。


Mac OS X 10.5 Leopard
「Leopard(レパード)」から、デフォルトの壁紙は青い壁紙ではなく、宇宙をイメージした画像が使われています。Leopardでは宇宙をイメージした背景にオーロラのような光が広がる壁紙になっていました。


Mac OS X 10.6 Snow Leopard
「Snow Leopard(スノーレパード)」で使われたデフォルトの壁紙はLeopardと似たようなデザイン。OS名もSnow LeopardとLeopardで、よく似たものになっていました。


Mac OS X 10.7 Lion
「Lion(ライオン)」では、「銀河鉄道999」など、さまざまなSF作品に登場する実在の銀河、アンドロメダ銀河がデフォルトの壁紙になっています。


OS X 10.8 Mountain Lion
「Mountain Lion(マウンテンライオン)」では、デフォルトの壁紙にNGC3190銀河が採用されています。また、Mac OS Xのβ版であるMac OS X Public Beta (Siam)からMountain Lionまで、コードネームおよびOS名はネコ科の動物に由来するものでした。なお、Mountain Lionはピューマを意味しています。


OS X 10.9 Mavericks
「Mavericks(マーベリックス)」というOS名は、アメリカにあるサーフィン場、マーベリックスに由来しており、マーベリックスで発生する大波は映画化されるほど有名です。Mavericksに使われたデフォルトの壁紙も、OS名に合わせて大波をイメージしたものになっています。Mavericks以降のOS名はアメリカのカリフォルニア州にある地名や名所に由来するものとなっています。


OS X 10.10 Yosemite
「Yosemite(ヨセミテ)」以降の壁紙は、カリフォルニア州の風景がモチーフになっています。Yosemiteのデフォルト壁紙には、ハーフドームという標高約2693メートルもある花こう岩質のドームが採用されています。また、YosemiteというOS名はハーフドームがあるヨセミテ国立公園が由来になっています。


OS X 10.11 El Capitan
「El Capitan(エル・キャピタン)」では、OS名でもあるエル・キャピタンがデフォルトの壁紙になっています。エル・キャピタンは高さ約1000メートルの花こう岩でできた一枚岩で、ロッククライミングでも人気のスポットです。


macOS 10.12 Sierra
「Sierra(シエラ)」はアメリカにあるシエラネバダ山脈で撮影された画像がデフォルトの壁紙となっています。OS名はシエラネバダ山脈の「シエラ」に由来しており、Sierraは「山脈」を意味するスペイン語でもあります。


macOS 10.13 High Sierra
「High Sierra(ハイシエラ)」のデフォルト壁紙もSierraと同じくシエラネバダ山脈の、ノースレイクと呼ばれる湖で撮影されました。High SierraのOS名は、シエラネバダ山脈の別名「ハイシエラ」に由来しています。


macOS 10.14 Mojave
「Mojave(モハベ)」では、1日の時間の経過に合わせて壁紙が変化するダイナミックデスクトップが利用可能になりました。朝から夜にかけて、16種類の壁紙が自動で変化します。壁紙の画像はモハーヴェ砂漠で撮影されており、MojaveというOS名もモハーヴェ砂漠に由来しています。

昼間だと以下のように、昼の砂漠が映し出されます。


日の出から日中にかけては以下のように壁紙が切り替わります。


真夜中はこんな感じ。


日没から深夜にかけて、壁紙の砂漠は以下のように変化します。


◆macOS 10.15 Catalina
「Catalina(カタリナ)」でも、Mojaveと同じダイナミックデスクトップが使用可能で、サンタカタリナ島が1日の時間の変化に合わせて8種類のパターンに変化します。

昼間の壁紙は以下のような感じ。


夜になると、壁紙のサンタカタリナ島も夜になります。


朝から夜にかけて、以下のように壁紙が変化していきます。


なお、以下のウェブサイトから、5K(5120×2880)解像度で歴代macOSのデフォルト壁紙をダウンロードすることができます。

Every Default macOS Wallpaper – in Glorious 5K Resolution – 512 Pixels

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in ハードウェア,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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