ネットサービス

Firefox 75がLinux向けディスプレイサーバーのWaylandをサポート

By Sandeep Kumar

2020年4月にリリース予定のFirefox 75で、Linux向けのディスプレイサーバーであるWaylandがサポートされることが明らかになりました。

Firefox 75 On Wayland Now To Have Full WebGL, Working VA-API Acceleration - Phoronix
https://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=Firefox-75-Wayland-Great-Shape

Waylandは2012年に、軽量かつ、開発や保守が簡単なディスプレイサーバーの実現を目的として誕生しました。以下の画像はWaylandによるディスプレイ表示のデモ画面です。


2020年3月2日(月)、Waylandのリポジトリに、動画や音声の記録・変換・再生を行うソフトウェアFFmpegと、動画エンコードおよびデコードを行うVA-APIのパッチが追加されています。Red Hatのマルティン・ストランスキー氏は、Bugzillaへの投稿で、VA-APIを使用したWayland上のFirefoxは良好な状態であり、「より高速なムービーの再生が可能になる」とコメントしています。テストでは主にIntel製のグラフィックスハードウェアが用いられているとのこと。

また、ストランスキー氏のブログでは、必要なオプションを設定すれば、Firefox75でWaylandのWebGLを完全にサポートすることができると述べられており、「Windows版と同等の、高速化されたブラウザをLinux上で構築することができます」と語っています。

Firefox 75は2020年3月10日(火)にベータ版が公開され、安定版のFirefox 75.0は2020年4月7日(火)にリリースされる予定です。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
次世代のAndroid向けFirefoxに追加される7つの機能 - GIGAZINE

ついにFirefoxがDNSとの通信を暗号化する「DNS over HTTPS」をデフォルトで有効にすると発表 - GIGAZINE

Firefoxがウェブの未来のために戦う理由とは? - GIGAZINE

Firefoxにローカルで動作する自動翻訳機能が追加される - GIGAZINE

MozillaがFirefoxのリリースを4週ごとに早めると発表 - GIGAZINE

in ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.