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新型コロナウイルスはどのくらいの勢いで広がっているのか?今後の感染拡大は?

by DragonImages

WHOが緊急事態宣言を発表した新型コロナウイルスですが、デマが拡散されることを含め、インターネットやSNSの力によってさまざまな情報が飛び交っています。既に発表されているレポートは新型コロナウイルスの感染力についてどのように見ているのか、今後の感染拡大はどうなるのかを、数字の意味や背景を含めて科学系ニュースメディアのLive Scienceが報じています。

How far could the new coronavirus spread? | Live Science
https://www.livescience.com/how-far-will-coronavirus-spread.html


伝染病がどれほど広がるのかという問いには、個人レベルでの伝染時期や伝染期間、宿主の外でウイルスが生存できる時間など、さまざまな要素が複雑に絡み合っているため、容易に回答することはできません。一方で、北京大学が北京・上海・広州・深圳・重慶という5つの都市の感染者数から算出した推測値によると、伝染のピークは2020年4月終わりから5月頭ごろだとみられています。2020年1月27日に発表されたレポートは、武漢-重慶間の交通を鑑みるとピーク時には毎日15万件もの症例が報告される可能性を示しています。

China coronavirus: Hong Kong medical experts call for ‘draconian’ measures in city as research estimates there are already 44,000 cases in Wuhan | South China Morning Post
https://www.scmp.com/news/hong-kong/health-environment/article/3047813/china-coronavirus-hong-kong-medical-experts-call

ただし、この数字は「武漢の閉鎖措置だけを考慮しており、ほかの健康面での介入を鑑みていないため、過度に悲観的です」と香港大学医学部の臨床医であるガブリエル・レオン氏は指摘しています。実際のところ、このレポートは2月2日までに感染者数が5万人を超えると予測してますが、1月31日時点での感染者数は8236人となっています。新型コロナウイルスのリアルタイムでの流行状況は、「Coronavirus 2020-nCoV」というマップからチェックできます。

感染拡大する新型コロナウイルスの勢いが一目でわかるマップ「Coronavirus 2020-nCoV」 - GIGAZINE


病原体の拡散能力は、ホストが次のホストに移る容易さ、言い換えると「感染力」によって左右されます。感染力は基本再生産数(R0)によって算出され、ポリオ・天然痘・風疹などのR0値は5~7ほど。これはつまり、病原体が1人の病人からウイルスに耐性がない5~7人に感染する可能性があることを意味します。はしかは地球上で最も感染力が高い病気として知られており、R0値は12~18となっています。

新型コロナウイルス「2019-nCoV」のR0値を科学者らが推定したところ、1月26日に発表されたレポートでは「2~3」、WHOは「1.4〜2.5」とされていますが、一方で「3.6~4.0」という数字を示す研究者もいます

注意すべきなのは、この数字は病原体の「感染力」を示すものであり、「感染の拡大速度」を示すものではないということ。またR0は病原体が1人の個人から他へと感染していく「平均数」であり、数人のいわゆる「スーパースプレッダー」が一度に多くの感染を引き起こす可能性もあります。

そして、アウトブレイクの初期はデータが少なすぎるため、科学者が感染パターンを正確にマッピングすることが難しくなります。2019-nCoVについていえば、病気が特定された事例は症状が深刻なものに偏っており、ウイルスの理解を偏らせている可能性が考えられるとのこと。さらに、R0値は場所によっても変化し、感染者が他人と密に接触する場所かどうかや防衛策に左右されます。また、既に発表されているR0値はアウトブレイクの発生地である重慶特有の数字となっています。

by dotshock

2019-nCoVのR0推定値は研究者らによってアップデートされ続けています。また、中国を越えて感染者が報告されていますが、各国では中国からの渡航者を検疫・隔離する取り組みが行われています。WHOは2020年1月31日に緊急事態宣言を発表しましたが、「中国との貿易を不用意に制限する必要はない」とのこと。保健当局や科学者たちがワクチンの開発に取り掛かっていることから、数カ月をへてワクチンが開発されるとみられており、それまでは手洗いうがいといった予防で感染リスクを下げることが推奨されています。

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in メモ, Posted by logq_fa

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