世界中の都市の天候が一目でわかって快適な旅行先も検索可能な「Climate Finder」

「海外旅行に行きたいけど、どうせ行くなら暑すぎたり寒すぎたりするような場所ではなく、快適に過ごせるような場所に行きたい」と考える人は多いはず。「Climate Finder」は、ノマドワーカーの登録サイトである「Nomad List」が運営するページで、特定の気候にマッチする都市を探し出したり、都市ごとの気候をチェックしたりすることができます。

Climate Finder
https://nomadlist.com/climate-finder

Climate Finderにアクセスするとこんな感じ。

サイトには、アルファベット順に世界中の都市の天候が表示されています。表示される情報は、Temperature(平均気温)・Humidity(平均湿度)・Rain(平均降雨量)・Air quality(空気質指数・Check-ins(Nomad Listに登録したノマドワーカーの流入数)

例えば、東京の天候が以下の画像。湿度を見ると6月から10月にかけて「too humid(湿度が高すぎる)」となっていて、降雨量は6月から11月にかけて「rainy(多雨)」となっています。ただし、空気質指数は一年を通じて「clean(清浄)」という評価。「too humid」「rainy」の箇所は背景色が赤色となっており、これは「過ごしにくい」ことを意味しています。それぞれの要素が「快適に過ごせる」レベルならば、緑色の背景色で表示されます。

一方、日本よりもやや南西に位置する台湾の台北市は、一年を通じて湿度は高いため、ほぼ真っ赤。また、大気の汚れを示す空気質指数も日本より高く、1月から10月までのほぼ1年を通じて「bad(悪い)」と表示されています。

南半球にある南アフリカのケープタウン市は、日本や台湾と逆で「夏に寒く冬に暖かい気候」であることが色でわかります。降雨量はそれほど多くないものの、1年を通じて高湿度。また、暖かくなる冬はノマドワーカーが多く流入しますが、寒くなる夏は流入数が少ないことから、ノマドワーカーたちは快適さを求めて動いている様子。

また、条件に応じて都市を検索することも可能。例えば「夏(6月から9月)に平均気温が18℃～24℃で、ヨーロッパの都市」と避暑に向いた場所を探す場合、以下のように条件を選択して、「Search cities」をクリックします。

すると27都市が表示されました。そのなかでも夏にノマドワーカーの流入数が多かったポルトガルのポルト市が気になったので、都市名をクリック。

すると、インターネットの接続状況や治安、病院数や物価など、ポルト市のより細かい情報が表示されました。Climate Finderは、快適な気候の都市を任意の時期に応じて探すことができるので、「どこか海外へ旅行に行きたいけど、どの都市が過ごしやすいのかがわからない……」という場合にお役立ちのサイトでした。