ソフトウェア

WindowsアプリケーションをLinux・macOSで動かす「Wine 5.0」正式版リリース、バグ修正7400件以上を反映


LinuxやmacOS、BSDなどでWindowsアプリケーションを動かすためのオープンソースソフトウェア「Wine」のバージョン5.0正式版がリリースされました。

WineHQ - News - Wine 5.0 Released
https://www.winehq.org/news/2020012101


WineHQ - Wine Announcement - The Wine team is proud to announce that the stable release Wine 5.0
https://www.winehq.org/announce/5.0

Wine 5.0 Released With Numerous Gaming Improvements for Linux
https://www.bleepingcomputer.com/news/linux/wine-50-released-with-numerous-gaming-improvements-for-linux/

「Wine」という名称が「Wine Is Not an Emulator」に由来することからもわかるように、WineはWindowsエミュレーターや仮想マシンではなく、Windows APIを変換してWindowsアプリケーションを動かしています。

対応OSがWindows 7・Vista・XPのみの「Fallout: New Vegas」をWineで起動している様子はこんな感じ。


Wineのメジャーバージョンアップは1年に1回行われており、このバージョン5.0正式版には、2019年に行われたバグ修正7400件などが含まれています。

主要な改善点としては「モジュールのPE形式でのビルトイン」「マルチモニターのサポート」「低レベルオーディオAPI・XAudio2の再実装」「Vulkan 1.1のサポート」などが挙げられます。

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in ソフトウェア, Posted by logc_nt

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