「Linux搭載PC」を名刺にしてしまった猛者が登場
個性的な名刺作りには多くの人が知恵を絞っていて、「USBメモリとして使用可能な名刺」を作った人もいます。そんな中、CPUやメモリなど、PCに必要な最低限のコンポーネントを備えた名刺が登場しました。
My Business Card Runs Linux • &> /dev/null
https://www.thirtythreeforty.net/posts/2019/12/my-business-card-runs-linux/
Linux搭載PCの名刺を作ったのは、組み込みシステムエンジニアのGeorge Hilliard氏です。表面には、プロフィールと共に「This card runs Linux!(このカードはLinuxで動作します)」と記載されています。また、名刺の下部にはICチップが設置されており、名刺自体が1枚の基板として使われているのが分かります。
裏面はこんな感じ。カードの一角はUSB端子になっており、PCに接続するとHilliard氏の履歴書と顔写真が格納されたストレージにアクセスすることが可能です。また、仮想シリアルポートを介してシェルを実行すると、ゲームのRogueや2048をプレイしたり、名言などをランダムに表示するUNIXプログラムfortuneを実行したり、プログラミング言語処理系MicroPythonのインタプリタを使用したりできるとのことです。
1枚当たりの材料費の内訳は、Allwinner製SoCのF1C100sが1.42ドル(約155円)、プリント基板が0.8ドル(約87円)、8MBフラッシュチップが0.17ドル(約18円)、その他のコンポーネントが0.49ドル(約53円)の合計2.88ドル(約315円)で、1台のPCとしては格安に仕上がっています。ただし、手作りだけあって手間がかかっており、「さすがに会った人全員に無料で配るつもりはありません」とのことです。
Hilliard氏がハンダ付けに使ったのが、Puhui T-962というリフローオーブンです。記事作成時点のところAmazon.co.jpで9万6079円で購入可能で、リフローオーブンとしてはかなり安価だとのこと。
Hilliard氏は「組み込みLinuxマシンと、プリント基板の設計に関する経験をフル活用してみました。完璧とはいきませんが、かなりいい出来栄えだと思います。それに、このプロジェクト自体もいい経験になりました」と話しました。
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in ソフトウェア, ハードウェア, Posted by log1l_ks
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