Wikipediaのアクセス数ランキング2019が公開
Wikipediaは約250万人によって編集されており、総ページ数は5000万以上あるとされています。2019年に最もアクセスの多かったページが一体何だったのかを、独自のオンラインデータベースを提供するウェブサイト、Statistaのカタリーナ・ブッフホルツ氏が公開しています。
Chart:The Most Read Wikipedia Articles of 2019 | Statista
https://www.statista.com/chart/20495/most-read-wikipedia-articles/
◆10位:Keanu Reeves (Wikipedia日本語版:キアヌ・リーブス)
2019年には映画「ジョン・ウィック:パラベラム」などで主演を務めただけでなく、同年に公開された「トイ・ストーリー4」では声優としてデューク・ カブーンを演じています。2020年3月に公開される映画版スポンジ・ボブ「The SpongeBob Movie:Sponge on the Run」では、本人がそのまま出演することで話題になりました。
映画版スポンジ・ボブにキアヌ・リーヴスが本人そのままに登場 - GIGAZINE
また、キアヌ・リーブス氏は無類のバイク好きとしても知られており、バイクに対する思いの丈を熱く語ったムービーが2019年4月にYouTubeで公開されました。ムービーは公開から約3日で390万回以上、記事作成時点では2000万回以上の再生数を記録しています。
390万回以上再生されたキアヌ・リーブスがバイクについて語るムービー - GIGAZINE
◆9位:Billie Eilish (Wikipedia日本語版:ビリー・アイリッシュ)
ビリー・アイリッシュ氏は、2016年にSoundCloudで公開したデビュー曲「Ocean Eyes」が話題となったアメリカのシンガーソングライター。2019年にリリースした「bad guy」は、2000年以降に生まれたアーティストの楽曲としては史上初の全米シングルチャート1位を獲得しました。
また、ビリー・アイリッシュ氏はクリエイターの祭典「Adobe MAX 2019」のステージにも登壇しており、映画監督やポップアーティストとして活躍する村上隆氏がアイリッシュ氏とのコラボレーションについて語っています。
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◆8位:List of Marvel Cinematic Universe films (Wikipedia日本語版:マーベル・シネマティック・ユニバース)
「アベンジャーズ」や「スパイダーマン」、「アイアンマン」といった数々の人気作品を抱えるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の作品一覧ページが8位となりました。
2019年には「キャプテン・マーベル」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」が公開されており、いずれも大ヒットを記録。2019年の映画興行収入ランキングでは、3作品が上位5位以内に入っています。
2019年は興行収入トップ10のうち8つをディズニー関連作品が支配 - GIGAZINE
2019年7月には、MCUのフェーズ4で公開されるタイトル10本が発表されています。
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また、フェーズ4のうちの1本である「ブラック・ウィドウ」は、2020年5月1日(日)の公開に先立ち特別映像が公開されました。
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◆7位:Joker (2019 film) (Wikipedia日本語版:ジョーカー (映画))
「バットマン」の宿敵であるジョーカーがさまざまな葛藤の中、いかにして悪へと変貌していったのかを描いた映画「ジョーカー」のページが7位となりました。2019年の世界興行収入ランキングでは7位を記録し、第76回ヴェネツィア国際映画祭では最高賞である金獅子賞を受賞しました。
「ジョーカー」の予告編は以下の記事で見ることができます。
大道芸人が悪の権化・ジョーカーへ変貌していく映画「ジョーカー」最終予告編 - GIGAZINE
ジョーカーの元恋人であるハーレイ・クインを主人公にした映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」も2020年3月20日(金)に公開を予定しています。
ジョーカーの元恋人ハーレイ・クインが超ポップ&クレイジーに暴れまくる「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」最新予告編公開 - GIGAZINE
◆6位:List of highest-grossing films (Wikipedia日本語版:世界歴代興行収入上位の映画一覧)
「アベンジャーズ/エンドゲーム」、「ライオン・キング」、「アナと雪の女王2」など、2019年に公開された映画が世界歴代興行収入のランキング上位を大きく塗り替えています。中でも「アベンジャーズ/エンドゲーム」は、それまで1位に君臨していた「アバター」の記録を打ち破ったため、より注目を集めることになりました。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」が「アバター」の打ち立てた興行収入世界記録を更新 - GIGAZINE
◆5位:Chernobyl disaster (Wikipedia日本語版:チェルノブイリ原子力発電所事故)
1986年4月に、当時のウクライナ・ソビエト社会主義共和国で発生した大規模な原子力事故、チェルノブイリ原子力発電所事故のページが5位となりました。
事故の裏で繰り広げられた人間模様と、放射能汚染による数々の犠牲を描いたテレビシリーズ「Chernobyl」が2019年5月に公開されたことがアクセス数増加の要因とみられます。
「世界最悪」といわれるチェルノブイリ原発事故の裏で何が起きていたのかを描いた「Chernobyl」最新予告編が公開中 - GIGAZINE
記事作成時点でチェルノブイリ原子力発電所は、まるごと「石棺」と呼ばれるコンクリートの巨大シェルターで封じ込められています。
チェルノブイリ原発の「石棺」を封印する超巨大シェルター移動完了までを記録したムービーが圧巻のド迫力 - GIGAZINE
◆4位:Freddie Mercury (Wikipedia日本語版:フレディ・マーキュリー)
世界的ロックバンド「クイーン」のボーカルであり、2018年に公開された映画「ボヘミアン・ラプソディ」の主人公でもあるフレディ・マーキュリーのページが4位となりました。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」は2018年の世界興行収入ランキングで5位を記録しており、映画の予告編は以下の記事で見ることができます。
まさにフレディ・マーキュリーの生き写し、ロックバンド「クイーン」の伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」予告編映像が公開 - GIGAZINE
◆3位:Ted Bundy (Wikipedia日本語版:テッド・バンディ)
脱獄を繰り返しては30人以上の若い女性を殺害し、犠牲者の首を自宅に飾るなど、「シリアルキラー」という言葉の語源にもなった猟奇的な殺人鬼、テッド・バンディのページが3位となりました。2019年5月3日に同名の映画「テッド・バンディ」がアメリカで公開されたことから、ページのアクセス数が増加したものと見られます。
テッド・バンディは1989年に電気椅子によって死刑が執行されました。以下の記事では、テッド・バンディを含む12人の死刑囚が、死刑執行前に最後に食べたとされる食事をまとめています。
死刑囚12人が最後に食べた食事 - GIGAZINE
◆2位:Deaths in 2019
2019年の訃報をまとめたページで、記事作成時点では「Deaths in 2020」にタイトルが変更されており、2019年の訃報は別ページ「2019 Deaths」にまとめられています。なお、Wikipedia日本語版では「訃報 2019年」のページが作成されています。
◆1位:Avengers:Endgame (Wikipedia日本語版:アベンジャーズ/エンドゲーム)
記事作成時点で世界興行収入ランキング1位である「アベンジャーズ/エンドゲーム」が1位という結果になりました。世界歴代興行収入上位の映画一覧が6位、マーベル作品の一覧が8位になっていることからも、本作を含むマーベル作品の高い人気がうかがえます。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」の予告編は以下の記事から見ることができます。
アイアンマンが過去最悪の絶望的状況に陥りホークアイが帰還したアベンジャーズ最新作「Avengers:Endgame」予告編公開 - GIGAZINE
また、劇場公開中にエンドクレジット後のシーンが追加されたことでも話題となりました。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」シーン追加バージョンが劇場公開へ - GIGAZINE
具体的なアクセス数は以下の通りです。
1位:アベンジャーズ/エンドゲーム(約4420万アクセス)
2位:2019年の訃報(約3880万アクセス)
3位:テッド・バンディ(約2940万アクセス)
4位:フレディ・マーキュリー(約2750万アクセス)
5位:チェルノブイリ原子力発電所事故(約2560万アクセス)
6位:世界歴代興行収入上位の映画一覧(約2500万アクセス)
7位:ジョーカー (映画)(約2300万アクセス)
8位:マーベル・シネマティック・ユニバース作品一覧(約2200万アクセス)
9位:ビリー・アイリッシュ(約2090万アクセス)
10位:キアヌ・リーブス(約1700万アクセス)
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