macOS Tahoeのメニューに表示されるアイコンはデザイン的に一貫性がなく醜悪との指摘
2025年秋にリリースされたmacOSの最新版であるmacOS Tahoeでは、メニューに表示される各項目がどういったものかわかりやすいように、アイコンが追加されています。このアイコンのデザインは一貫性がなく醜悪なものとなっていると、ニキータ・プロコポフ氏が解説しています。
It’s hard to justify Tahoe icons @ tonsky.me
https://tonsky.me/blog/tahoe-icons/
macOS Tahoeではメニューにアイコンが追加されました。以下は左がmacOS Sequoiaのメニューで、右がmacOS Tahoeのメニュー。各項目の左端にアイコンが追加されたことがわかります。なお、プロコポフ氏が撮影したスクリーンショットはすべてmacOS 26.1および26.2のApple純正アプリのものです。
Appleが1992年に公開したUIおよびUX設計のための公式ガイドライン「Macintosh Human Interface Guidelines」では、「醜いアイコンの事例」として、項目すべてにアイコンを付けることが挙げられています。Appleはこのようなアイコンを、「不快で気を散らし、判読し辛く、雑然としていて、ごちゃごちゃしていて、混乱を招き、イライラさせるもの」と表現しています。
そもそもアイコンの主な目的は、「探しているものをより早く見つけられるようにすること」です。しかし、あらゆる項目にアイコンを付けてしまうと、何も目立たなくなってしまうとプロコポフ氏は指摘しています。また、白黒のアイコンは見た目としてはスマートかもしれませんが、「探しているものをより早く見つけられるようにすること」にはあまり役立たないと指摘。
実際、MicrosoftはWindowsのメニューで一部の項目にだけ色付きのアイコンを追加することで、一部の項目が目立つようデザインしていました。
以下のメニューは左がmacOS Tahoeのメニューで、右が一部のアイコンを削除して見やすくしたもの。プロコポフ氏は「見た目がすっきりしてごちゃごちゃ感が減りました」と記しています。
さらに、アイコンを色付きにすると「より一部の項目が見つけやすくなる」とプロコポフ氏。
また、macOS TahoeではApple純正アプリのメニューに表示されているアイコンに一貫性がないとプロコポフ氏は指摘。複数アプリの「新規作成」項目(『New』『New Entry』『New Reminder』『New Note』など)に付いているアイコンを比較すると、どれもアイコンの見た目が異なっていることがわかります。
厳密には「新しいノートを作成」だったり、「新しいリマインダーを作成」だったりと、操作内容が異なるためアイコンのデザインが異なることも当然かもしれません。しかし、全く同じ名称の項目でも異なるアイコンが利用されているとして、デザインの一貫性のなさにプロコポフ氏は不満を示しています。
「Open」(開く)のアイコンも以下の通りバラバラ。
「Save」(保存)もアプリによってアイコンが異なります。
また、同じアプリの中でもメニューの中に表示されるアイコンと、その機能を利用するUIボタンでデザインが異なるケースがあるとプロコポフ氏は指摘。
以下の左上にある「Show Inspector」は、ウインドウ右上の右から3つ目にある「i」というアイコンからも利用できる機能です。同じく、メニュー内にある「Find」は、ウインドウ右上にある虫眼鏡アイコンからも利用可能です。どちらもアイコンが異なるため、「同一アプリ内でアイコンの一貫性を保つのはそれほど難しいことだろうか」と同氏は指摘しています。
他にも、異なるアクションで同じアイコンを利用しているケースもあるとのこと。例えば、「New Note」という新規作成アクションに付けられているアイコンは、ノートとペンが合わさるような見た目のアイコンです。
このアイコンは「Edit Address…」という全く異なるアクションのアイコンとしても利用されています。
「Import…」(インポート)と「Updates」(アップデート)のアイコンも同じ。
あるアプリのツールバーにあるアイコンが以下。
このアイコンが別アプリのメニューで流用されているケースもあったそうです。
極めつけは同じメニュー内で同一のアイコンが利用されているというケース。
同一のアイコンが同一メニューで複数回出てくることも。
アイコンの再利用が目立つのが写真アプリだそうです。
また、ニュアンスの似たアイコンが多すぎるともプロコポフ氏は指摘。色が反転していたり、アイコンの大きさが微妙に違っていたり、アイコン内の矢印の向きが異なっていたりと、確かによく似たアイコンが多いとわかります。
他にも、一部のメニューではアイコンの影響でメニュー項目の表記がガタガタになっていると指摘。
キーボードのショートカットを示すアイコンと、メニュー項目を示すアイコンが同じものというケースもあるそうです。
プロコポフ氏はmacOS Tahoeのメニューに表示されるアイコンについて、「私の意見では、Appleは不可能と思われる課題に取り組んだのでしょう。すべてのメニュー項目にアイコンを追加するという。それを実現するには適切なメタファーが不足しています。しかし、例え実現が可能だったとして、すべてにアイコンを付けることでユーザーが探しているものをより早く見つけられるようになるとは思えません」と指摘しました。
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in ソフトウェア, デザイン, Posted by logu_ii
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