Microsoftが次世代Xbox開発プロジェクトの「Project Scarlett」発表、8K・超高速SSD・レイトレーシング対応で2020年に登場
Microsoftが開催した「Xbox E3 Briefing 2019」の中で、次世代Xbox開発プロジェクトとなる「Project Scarlett」に関する詳細が明かされました。
Microsoft Project Scarlett Xbox: 8K graphics, SSD, and ray-tracing in 2020 - The Verge
https://www.theverge.com/2019/6/9/18656608/microsoft-new-xbox-hardware-specs-price-release-date-e3-2019
Project Scarlettに関する詳細は以下のムービーの中にまとめられています。
Xbox Project Scarlett - E3 2019 - Reveal Trailer - YouTube
ムービーによると、Microsoftが「Project Scarlett」のコードネームで開発中の次世代Xboxは、AMD製のZen 2採用CPUと「Radeon DNA(RDNA)」採用GPUに基づくカスタム設計のチップを搭載するとのこと。このチップにより、次世代Xboxは現行のXbox One Xよりも4倍も強力なパフォーマンスを実現可能になるそうです。
加えて、次世代XboxではGDDR6メモリを採用しているため、これまでにない解像度・フレームレートが実現できる模様。
Project Scarlettで開発中のXboxに関する具体的なスペックとしては、解像度は8K、フレームレートは最大120fps、レイトレーシングおよび可変リフレッシュレートに対応していることが明かされています。
さらに、Project Scarlettの開発チームは「我々は新世代のSSDを開発しており、このSSDを仮想RAM(メモリ)として使っています。Microsoftによれば、この新世代SSDにより現行の40倍のパフォーマンス向上が見込まれ、ゲームのロードが格段に速くなります」と語っています。
Project Scarlettで搭載されるレイトレーシングのデモ映像、
開発機のものと思われるコントローラーの姿も。
Project Scarlettで開発中の次世代Xboxは2020年のホリデーシーズンに発売予定です。
Microsoftは次世代Xboxのローンチタイトルとして「Halo Infinite」も発表しています。
Halo Infinite - E3 2019 - Discover Hope - YouTube
同じく次世代ゲーム機についての発表を既に行ったソニーですが、AMD製の最新CPU&GPU搭載・8K対応・高速SSD搭載・レイトレーシング対応など特徴はほぼ同じと言えます。ソニーは次世代機で下位互換性を保つことを明らかにしていますが、Project Scarlettでは下位互換性に関する言及はありませんでした。
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なお、Microsoftは次世代Xboxに関する発表をE3の中で行うという情報を、ティザートレーラーの中にひっそりと隠してアピールしていました。
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