実弾を搭載したF-16戦闘機が民間倉庫の屋根をぶち破って墜落、13人が負傷も死者はゼロ
2019年5月16日15時45分頃、アメリカ・カリフォルニア州で訓練任務中のF-16が倉庫に墜落したと報じられました。緊急脱出したパイロットは一命を取り留め、倉庫にいた従業員はケガによって13人が病院に搬送されたものの、死者はなかったとのことです。
Military F-16 Fighter Jet Crashes At March Air Reserve Base; Pilot OK After Ejecting – CBS Los Angeles
https://losangeles.cbslocal.com/2019/05/16/f-16-jet-crash-march-air-base/
アメリカ空軍によると、墜落したF-16はサウスダコタ州スーフォールズの第114戦闘航空団に属するジェット戦闘機で、北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)の訓練任務中だったそうです。墜落したF-16には実弾も搭載されていましたが、墜落直後は火の手があがったものの、倉庫内のスプリンクラーですぐに消し止められたそうで、大惨事は免れた模様。事故の原因は、詳細は明らかになっていませんが、「油圧系統のトラブル」と報じられています。
墜落現場となった倉庫は南カリフォルニアのマーチ空軍予備役基地のすぐ近くにあり、自動車部品メーカーのBoss Performance Partsが所有していたもの。事故当時はBoss Performance Partsの従業員が倉庫で自動車部品のテストを行っていたため、倉庫内には複数の人がいたことが明らかとなっています。実際にF-16が墜落した直後の倉庫内の映像が公開されています。
Military Jet Crashes Into Building Riverside California - YouTube
また、付近を通る車のドライブレコーダーが撮影したF-16が墜落する瞬間を収めたムービーは、以下のニュース映像で見ることができます。
F-16 crashes into warehouse in Riverside, California - YouTube
倉庫に向かって墜落するF-16のシルエット。
ヘリコプターからの空撮。墜落によって倉庫の天井には大きな穴が空いています。
パイロットは無事脱出できたとのことで、近くの空き地に緊急脱出用のパラシュートが落ちているのが発見されました。
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