水陸両用軽飛行機「ICON A5」が墜落、開発者を含む2人が死亡

「航空機の大衆化」をコンセプトに開発され、販売もスタートしている水陸両用の軽飛行機「ICON A5」がテスト飛行中に墜落し、2人が死亡するという事故が発生しました。操縦していたのはどちらもICON Aircraftの社員で、そのうち1人はICON A5の主要設計者だったことがわかっています。

ICON A5 seaplane crashes during tests, killing two people | Daily Mail Online
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4497730/ICON-A5-seaplane-crashes-tests-killing-two-people.html

ICON A5の墜落事故が発生したのはアメリカ・カリフォルニア州に位置するベリエッサ湖。2人のICON Aircraftの社員の死亡が現場で確認されていますが、ICON A5が墜落した原因については発表されていません。

ICON A5は2014年に初めて発表され、2016年には販売が始まっていました。ICON A5は2人乗りの軽飛行機で、そのまま水上に着水して運転できる水陸両用機となっています。機体の詳細や、実際に乗っている様子などは以下の記事から見ることができます。

「空飛ぶスポーツカー」二人乗り軽飛行機の「ICON A5」の納機が2016年に開始へ - GIGAZINE

「大衆に航空機を」というコンセプトで小型航空機の普及を目指したICON Aircraftですが、主力機の主要開発者がテスト飛行で死亡してしまったことで、今後の開発に影響が出る可能性もあると見られています。ICON Aircraftのカーク・ホーキンズCEOは、事故について記した顧客宛てのメッセージで「2人の社員がICON A5のテストで死亡してしまったことについて、これ以上ない悲しみを感じている」とコメントしています。