Android Qは折りたたみ端末にOSレベルで対応、画面開閉時もシームレスに移行

Googleによる開発者向けカンファレンス「Google I/O 2019」の中で、Android OS最新版「Android Q」の詳細が発表されました。折りたたみ端末へのネイティブ対応により、どんなアプリでも折りたたみ動作に独自対応する必要がなくなっています。

Sharing what's new in Android Q
https://blog.google/products/android/android-q-io/

Android Qは2019年にモバイル端末界隈にやってくる「折りたたみ端末」と「5G」のことを織り込んだ上でデザインされており、新たな「モバイル体験」をもたらしてくれる存在になるとのこと。以下のムービーでは、端末を折りたたんだり開いたりしたときの画面動作がシームレスであることがわかります。

Foldables on Android Q: Screen Continuity - YouTube

折りたたんだ状態の端末でゲームをプレイ中

端末を開いても……

ゲームは中断されることなく、そのまま大きな画面で続きをプレイ可能。

同じように、ゲームをプレイしつつ端末を折りたたむと……

自動的に折りたたんだサイズに最適化されました。

また、YouTubeのムービーに自動的に字幕が付与されるように、Android端末上で再生される映像に自動的に字幕がつく「ライブキャプション機能」が搭載されます。これは、テレビが「無音の映像」にしか見えていないような難聴の人たちの団体と協力して実現したもの。

Live Caption: Making digital media more accessible with a single tap - YouTube

また、子どもが安全にモバイル機器を使えるようにするための「Family Link」も強化されています。

The evolution of Family Link parental controls
https://www.blog.google/technology/families/evolution-of-family-link-parental-controls/

この機能では、就寝時間や使用可能時間を設定することができます。もともとFamily Linkは13歳未満の子どもを対象として設計されて2017年にリリースされましたが、より年齢の高いティーンエイジャーに対しても有効であるという声があり、10代のユーザーのGoogleアカウントの管理ができるようになりました。