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ドローンで空中からトルネードを撮影した衝撃的な映像が公開される


アメリカの気象情報メディアWeatherNationが、オクラホマ州ヒッコリー近郊で発生したトルネードをドローンで撮影した映像を公開しました。ドローンはちょうど雲と地面の中間あたりから、漏斗状のトルネードを真横に見るようにしてとらえており、地上から見上げるようにして撮影された多くのトルネード映像とは違った迫力があります。

Absolutely Insane Drone Footage of Oklahoma Tornado - YouTube


Drone captures close-up views of stunning tornado in Oklahoma - The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/weather/2019/04/30/like-youve-never-seen-before-drone-captures-stunning-close-up-views-tornado-oklahoma/

ムービーはドローンが地上付近から飛び立つところからスタート。


高度を上げつつ、画面の左から右に猛スピードで進むトルネード の追跡を開始します。


道路の脇に車両が停止しているのが見えます。大型のトレーラーと思われるこの車両がまるでミニカーに見えることから、このトルネードがいかに大きいか分かります。


そのまま、平原を猛然と進むトルネード。


トルネードが池の上にさしかかると、すさまじい勢いで池の水が巻き上げられていきました。


池の水を吸い上げて、トルネードが一回り大きくなったように見えます。


トルネードの基部をよく見ると、トルネードの周りに、より小さなトルネードのようなものが時折発生しているのが見えます。これは、「subvortices(副渦)」と呼ばれる現象です。


ムービーが終わりにさしかかると、トルネードはよろめくようにして輪郭が不安定になり、勢いも失われていきます。


トルネードの消滅を予感してか、ドローンはいったん上空を見上げます。すると、トルネードが上空にあるひときわ分厚い雲の端にさしかかっていて、やや右に傾いているのが見えます。これはトルネードの消滅が近いという予兆だとのこと。


地表では、トルネードはみるみる細くなり……


程なくして消えてしまいました。


この映像を撮影したのは、トルネードや火山の噴火などの自然の猛威を追うWXChasingのブランドン・クレメント氏。子どものころからずっと嵐を追いかけているというクレメント氏ですが、その中でもこのトルネードの映像は特別なものだと語りました。

また、アメリカ国立気象局オクラホマ事務所の気象学者リック・スミス氏もこの映像について、「こんな驚異的なトルネードは見たことがない!」とツイートしています。

Some of the most amazing tornado I’ve ever seen! https://t.co/yZvfywFIMs

— Rick Smith (@ounwcm)

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in サイエンス,   動画, Posted by log1l_ks

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