たった17分でスマートフォンを100%充電可能な「100W Super Charge Turbo」をXiaomiが開発中
「でかける直前になってスマートフォンを充電し忘れたことに気づき、慌ててケーブルを挿しても、時間が足りなくてほとんど充電できなかった」という経験がある人は多いはず。そんな限られた時間内でもスマートフォンを爆速でフル充電できる新技術「100W Super Charge Turbo」を、中国のスマートフォンメーカーであるXiaomiが開発し、デモムービーを公開しています。
Xiaomi demos its insane 100W Super Charge Turbo technology
https://www.xda-developers.com/xiaomi-demos-100w-super-charge-turbo/
実際に「100W Super Charge Turbo」を使ってスマートフォンを充電している様子が以下のムービー。左側が100W Super Charge Turbo搭載のバッテリー容量4000mAhのスマートフォンで、右側が従来の高速充電技術「SuperVOOC」搭載のバッテリー容量3700mAhのOppoのスマートフォン。ムービーは中国最大のSNS「微博(Weibo)」に投稿されたもので、わずか2日で260万再生を記録していました。
Xiaomi's 100W Super Charge Turbo fast charging technology demo - YouTube
ムービーは2台のスマートフォンが同時に充電されるところからスタート。真ん中のタイマーは充電時間を分単位で表示しています。
左のスマートフォンの電池残量を示すパーセンテージがモリモリ上昇。爆速で充電されています。
それぞれのスマートフォンにかかっている電圧と、バッテリーに流れている電流を表示したモニターがタイマーの下に編集で追加されています。100W Super Charge Turbo搭載スマートフォンに供給される電力は約18V×約4A=72Wで、これはSuperVOOCを搭載スマートフォンに供給される約8.5V×約3.3A=約28Wのおよそ2.5倍。ただし、開発中の技術であるためか、100W Super Charge Turbo側では3.0Aと4.5Aの間を高速で変化することもあり、SuperVOOC側に比べると電流がやや不安定な様子でした。
17分経過した時点で、左のスマートフォンのフル充電が完了。SuperVOOCを搭載したOppoのスマートフォンも、17分で65%まで充電できているので十分早いといえるのですが、100W Super Charge Turboを搭載したスマートフォンはさらにそれを上回る爆速で充電できました。
ただし、あくまでも開発中の技術ということで、記事作成時点では「100W Super Charge Turbo」に関する詳細なスペックは公開されておらず、バッテリー寿命に与える影響などについては不明です。
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