Google＋の閉鎖が2019年4月2日に決定、シャットダウンまでのタイムスケジュール公開

すでにサービス終了が告知されているGoogleのSNS・Google＋の閉鎖日が2019年4月2日であることと、閉鎖に向けたタイムスケジュールが公開されました。データを事前に保存しておきたい人は、忘れないように作業してください。

Shutting down Google+ for consumer (personal) accounts on April 2, 2019 - Google+ Help
https://support.google.com/plus/answer/9195133?hl=en

Google+ reveals shutdown timeline for consumers — and it's coming fast
https://www.androidpolice.com/2019/01/30/google-reveals-shutdown-timeline-for-consumers-and-its-coming-fast/

Google＋はGoogleの開発したSNSで、2018年10月、利用不振を理由として2019年8月末にサービスを終了することが発表されました。ただ、実際には不振だけが理由ではなく、2015年から2018年にかけて50万人分のユーザー情報が流出したことも原因なのではないかと指摘が行われています。

50万人のユーザー情報が流出したGoogle＋がサービス終了、利用低調を理由にするも別の理由が指摘される - GIGAZINE

その2カ月後の2018年12月にスケジュールが前倒しされ、2019年4月に終了することが発表されました。前倒しの理由は「新たに5000万人以上のユーザー情報が流出する危険がある脆弱性が発見された」ため。

5000万人の個人情報の漏洩リスクがあるバグ発見でGoogle＋が終了時期を2019年4月へ前倒しに - GIGAZINE

今回発表されたのは、この2019年4月の閉鎖に向けてのタイムスケジュールです。ユーザーはGoogle+などに保存されているデータを救出したい場合、サービスが閉鎖されてしまう前にデータの移行を行う必要があります。

まずは2019年2月4日にGoogle+プロフィール、ページ、コミュニティ、イベントの新規作成ができなくなります。Google+で行ったウェブサイトへのコメントも段階的に削除され、2019年4月2日以降は全てのコメントが削除されるとのこと。

続いて、記事作成時点から数週間以内にGoogle+のサインインボタンが機能しなくなり、場合によってこのボタンはGoogleアカウントへのログインボタンに置き換わるとのこと。コミュニティからデータをダウンロードしているモデレーターは、2019年3月初頭から本文や著者、写真などを含む追加情報をダウンロード可能になります。

そして、Google+が完全に閉鎖されるのは2019年4月2日を予定しています。この日をもってGoogle+のアカウントおよびコミュニティページが閉鎖され、Googleはアカウントからコンテンツの削除を行うとのこと。ユーザーの写真やビデオも削除されてしまいますが、Googleフォトにバックアップされた写真やビデオは削除されません。なお、コンテンツの削除には数カ月かかると見られており、ユーザーはアカウント閉鎖以降もアクティビティログなどからコンテンツの一部を閲覧できる可能性があるそうです。