Google+解体へのカウントダウンか、「Photos」と「Streams」が分離へ
Googleにより提供されているSNSの「Google+」が、同サービスの「Photos」と「Streams」という2つの機能を分離することが明らかになりました。当初はGoogle+のコミュニケーションツールとして公開されたハングアウトもすでに同サービスから分離しており、次々とサービスを分離させたGoogle+の今後の行方に注目が集まっています。
Bradley Horowitz - Google+
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Google+はGoogle創業者の1人であるセルゲイ・ブリン氏が開発を主導し、2011年6月からサービスが開始されたSNSです。しかしながら、FacebookやTwitterといった他のSNSと比べると「人気がある」とは言えない状況であり、同社のプロダクト担当上級副社長のサンダー・ピチャイ氏が、Google+をコミュニケーション分野と写真分野、ストリーム分野に分割する可能性についてインタビューで言及していました。
その後、同社でGmailやGoogle Voiceといったサービスのプロダクトチームを率いていたブラッドリー・ホロヴィッツ氏が自身のGoogle+で「うわさされていることは本当です。このたび、私がPhotosとStreamsを率いていくことになります」というメッセージを投稿し、Google+がPhotosとStreamsに分離されることが明らかになったわけです。
ピチャイ氏とホロヴィッツ氏の発言をまとめると、Google+から写真機能とストリーム機能を分離したのが「Photos」と「Streams」になりますが、分離した機能がどのように運営されていくのか、はっきりしたことは不明。また、ピチャイ氏が話した「Google+のコミュニケーション分野」についてはハングアウト機能がありましたが、同サービスはGoogle+からすでに分離しており、今後の予定については明らかにされていません。
今回の発表を受けて「Google+は死亡」と報じるメディアが登場。Photos・Streams・ハングアウトといった機能が続々と分離されたGoogle+が今後どのような展開を見せるのか、気になるところです。
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