ソフトウェア

「縦書きテキストのアンダーライン」「合成音声APIの自動読み上げ停止」などが搭載されたChrome 71が登場

by Stephen Shankland

Google Chromeの開発チームはウェブブラウザ「Google Chrome」の最新安定版である「Chrome 71」をリリースしました。Chrome 71には不正な広告をブロックする機能が搭載されている他、ウェブアプリに表示される「相対時間」の改善やテキストを合成音声が読み上げるspeech synthesis APIが動作する前にユーザーに確認を取るといった機能があると開発チームは述べています。

New in Chrome 71  |  Web  |  Google Developers
https://developers.google.com/web/updates/2018/12/nic71

New in Chrome 71: Relative time support with Intl.RelativeTimeFormat and New underline options


Chrome 71 - What’s New in DevTools


◆相対時間の表示
多くのウェブアプリケーションでは、「〇月〇日〇時〇分」といった正確な時間を用いる代わりに「1時間前」「昨日」「2日前」といった現時点からの相対的な時間を表示し、いつその出来事が発生したのかを表しています。

相対時間を用いた表示は非常に一般的になっており、多くの日付/時刻ライブラリは相対時間を表示するためのローカライズされた機能を持っています。Chrome 71では「Intl.RelativeTimeFormat」が導入され、JavaScriptエンジンに作業が移行して相対時間をローカライズされた形式で表示できるようになりました。これによってパフォーマンスがわずかに向上したとのこと。


◆縦書きテキストのアンダーライン
中国語や日本語ではテキストが縦書きで表示されている場合がたまにありますが、縦書きテキストにアンダーラインを引いて強調しようとすると、ブラウザがうまく動作せずにテキストの左や右にバラバラに表示されてしまうことがありました。

Chrome 71ではCSS3で記述されたテキストの装飾として、縦書きテキストのアンダーラインを左に表示するか右に表示するか、任意の位置を指定できるようになっているとのこと。他にもCSS3テキストでは、ラインの種類や色を変更することもできるそうです。


◆合成音声APIの使用
いくつかのウェブサイトでは、サイトを開くといきなり合成音声によるテキストの読み上げが始まったり、音声付きのビデオ再生が始まることがあります。speech synthesis APIなどを用いたこのシステムは便利なこともある一方で、かなりの頻度でサイト訪問者を驚かせる結果になっています。特に人が多い場所でブラウジングしている時に突然音が鳴り出すと、周囲の迷惑にもなりかねません。

そこでChrome 71では、ビデオファイルや合成音声によるテキスト読み上げAPIが動作する前に、ユーザーの許可が必要になる仕組みになっています。これによってユーザーはウェブサイトが突然音声を流し始めてびっくりしたり、周囲の人に迷惑をかけることもなくなると開発チームは述べています。

なお、放っておいても自動的に最新版になりますが、手動で強制的に最新版にするには、まず右上のメニューをクリックし、「ヘルプ」から「Google Chromeについて」をクリック。


「Google Chromeを更新しています」と表示されるのでしばらく待ちます。


「再起動」ボタンをクリック。


「Google Chromeは最新版です」と表示されれば更新完了です。

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